◇国内男子◇ACNチャンピオンシップ ゴルフトーナメント 最終日(9日)◇三木GC(兵庫)◇7004yd(パー71)◇雨…

下部優勝からとんとん拍子の福住修※撮影は3日目(c)JGTO images

◇国内男子◇ACNチャンピオンシップ ゴルフトーナメント 最終日(9日)◇三木GC(兵庫)◇7004yd(パー71)◇雨

首位に3打差の2位で迎えた最終ラウンドは、雨で中止になった。初優勝のチャンスを逃したルーキー福住修は「残念です」と悔やみつつ、「次につなげられたという部分では良かった」と表情を緩めた。

福住の言う“次”とは、次週「三井住友VISA太平洋マスターズ」(静岡・太平洋クラブ御殿場コース)。ツアー出場優先順位のQTランク51位では出場できなかったが、『直近のツアートーナメントで成績上位10位以内の者』の資格で出場権を得た。

実は今週出場も、先週「フォーティネットプレーヤーズカップ」8位による同資格で実現しており、その先週も10月初旬の下部ツアー「石川遼 everyone PROJECT Challenge」優勝の特典による出場だった。「ここまでつないで来られたので、来週もトップ10を目指して頑張りたい」と、このまま“綱渡り”の繰り返しを狙う構えだ。

2位タイで438万円を加算した今季賞金は1093万5714円となり、賞金ランキングは73位から56位へ。「日本オープン」(31位)を含めた直近3試合だけで1013万7000円を荒稼ぎし、来季シード圏内の65位以内に飛び込んできた。

御殿場は8位で終えた昨年「アジアアマ」でプレーした。「グリーンが難しかった記憶があるのでパッティング勝負になると思う」とイメージを呼び起こす。「シード権も見えてきた位置にいる。来週もプレーできるので、最終日がなくなった悔しさをぶつけたい」。22歳の“わらしべ長者”が意気込んだ。(兵庫県三木市/塚田達也)