第50回エリザベス女王杯(GI、芝2200m)は16日、京都競馬場で行われる。今年は昨年の有馬記念覇者・レガレイラを筆頭…
第50回エリザベス女王杯(GI、芝2200m)は16日、京都競馬場で行われる。今年は昨年の有馬記念覇者・レガレイラを筆頭に、秋華賞2・3着馬のエリカエクスプレスとパラディレーヌ、昨年の桜花賞馬ステレンボッシュ、重賞好走組のラヴァンダ、カナテープ、ココナッツブラウンらがエントリー。
ここでは過去10年のデータから、予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
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■アイルランドT組の巻き返しに警戒
府中牝馬SとアイルランドTを合算すると過去10年で最多11頭が馬券内と他の組を圧倒。3頭のオールカマー組と5頭の秋華賞組をダブルスコア以上で上回っている。
アイルランドT【4.6.1.42】 オールカマー【2.1.0.13】 秋華賞【1.2.2.16】 札幌記念【1.1.1.1】 ローズS【1.0.0.1】 クイーンS【1.0.0.5】 オクトーバーS【0.1.0.3】 新潟記念【0.0.1.4】 優駿牝馬【0.0.1.1】 新潟牝馬【0.0.1.10】 宝塚記念【0.0.1.1】 ヴィクトリアマイル【0.0.1.0】
今年のアイルランドT組は1着ラヴァンダ、3着カナテープをはじめ7頭が出走。ただ、内訳を見ると連勝は2016年クイーンズリングまで遡り【1.2.0.4】。2・3着馬は【2.1.0.9】、4・5着馬は【0.2.1.6】、6着以下は【1.1.0.25】。2021年に府中牝馬S7着のアカイイトが10番人気で戴冠したように、この組は着順を鵜呑みにできない。
その点、今年は1着のラヴァンダより、3着カナテープ、4着ライラックのほか、人気で掲示板外に敗れたボンドガールやアドマイヤマツリの巻き返しには警戒か。
■秋華賞連対馬に連続好走なし
オールカマー組は2015年マリアライト、22年のジェラルディーナを輩出。今年はレガレイラが唯一の該当馬だが、じつはオールカマー経由で1番人気は【0.1.0.3】。この中には牝馬三冠デアリングタクト、大阪杯覇者レイパパレ、連覇を狙った2年目のマリアライトがいて、いずれも6着に敗れている。1番人気が予想されるレガレイラはこの条件を打ち破れるか。
秋華賞組は昨年こそ未出走だったが、2023年に唯一出走のハーパーが3着、22年にライラックが2着同着、21年にステラリアが2着と出走機会3連続の馬券内。ただ、意外と秋華賞連対馬の好走がなく、3着馬が【1.0.1.2】、6着以下が【0.2.1.4】。今年は2着エリカエクスプレスより、3着パラディレーヌが狙い目となる。
なお、レースを問わず前走着順で見ると6~9着馬は【2.3.1.31】と巻き返しが目立つものの、10着以下になると【0.1.0.21】で前述、ライラックの秋華賞10着→2着同着のみ。1秒差以上の負けから巻き返し例はなく、札幌記念で1秒9差の15着に大敗したステレンボッシュには厳しいデータとなっている。
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