WRCラリージャパンは最終ステージのSS20『Lake Mikawako 2』を終了。セバスチャン・オジエがエルフィン・…
WRCラリージャパンは最終ステージのSS20『Lake Mikawako 2』を終了。セバスチャン・オジエがエルフィン・エバンスに0.1秒、カッレ・ロバンペラに9.4秒差をつけパワーステージを制してラリーを締めくくった。これでオジエは今季6勝目、キャリア通算67勝目を獲得した。総合順位では首位がオジエ、2位にエルフィン・エバンス、3位にサミ・パヤリが入り、地元ラリーでトヨタが表彰台を独占した。パヤリはキャリア初表彰台。勝田はステージ内でスピン、右フロントタイヤをパンクしながらもSSを走り切った。
セバスチャン・オジエ「完璧な状況だった。特に今日はチャレンジングなコンディションだったし、確実なものはひとつもなかった。今朝セットアップを大きく変えて、それが功を奏してすぐに快適に走ることができた。チームのみんなにありがとうと言いたいね! 水たまりがない場所では楽しむことすらできた。僕たちにとっては完璧な週末になったので、最終戦が“くじ引き”のようにならないよう(全力の勝負ができるよう)願っているよ」
エルフィン・エバンス「楽しい週末だったと言いたいが、今日についてはそうは言えないね! 今日のコンディションは違っていたし、セブはとても良い走りをした。セブに勝つのは常に難しいし、今週末、少しだけだったが彼の方が速かった。このレベルで勝つのは難しいが、自分としてはベストを尽くした。週末については満足している」
サミ・パヤリ「WRCで初めての表彰台を日本で達成できたことは本当に特別な気持ち。トヨタのみんなにありがとうと伝えたい」
オィット・タナック「我々にとって厳しい週末になってしまった。今朝リヤデフを交換したら、ようやくクルマの動きが正常に戻った。本当に悔しいね」
グレゴワール・ミュンステール「金曜日は苦戦したけれど、終盤に小さなバトルができたのはうれしい。チームとグラベルクルーに感謝している。最悪のコンディションの中で、彼らは信じられないほどの仕事をしてくれた」
カッレ・ロバンペラ「本当にトリッキーで、所によっては危ない部分もあった。望んでいた結果を得られた週末ではなかったけれど、時にはそういうこともある」
勝田貴元「残念ながら午後のセクションはうまくいきませんでした。満足できる結果ではありません。ファンの皆さんやチームのみんなには申し訳なく思っています。僕自身もそうですが、皆さんもそれ以上にがっかりしていると思います」