◇国内男子◇ACNチャンピオンシップ ゴルフトーナメント 最終日(9日)◇三木GC(兵庫)◇7004yd(パー71)◇…
◇国内男子◇ACNチャンピオンシップ ゴルフトーナメント 最終日(9日)◇三木GC(兵庫)◇7004yd(パー71)◇雨
悪天候により最終ラウンドの中止が決定した午前9時30分ごろ。冷たい雨が降りしきるクラブハウス前の屋根下で、杉浦悠太は先輩プロや仲間たちからウォーターシャワーの祝福を受けた。「雨で寒かったけど優勝しないとやってもらえないので、うれしかったです」。3日目を終え、通算13アンダー単独首位に立っていたことでつかんだ今季初優勝を満面の笑顔でよろこんだ。
アマチュア優勝を果たした2023年「ダンロップフェニックス」、24年「日本プロ」の国内メジャー制覇を経て、初めての複数回優勝を目指して迎えた25年は「春先から本当に調子が悪くて」とショットの不振に苦しんだ。夏場からようやく上向き始め、「一番良かったのはパッティング」というグリーン上ともかみ合った今週。シーズン終盤でつかんだタイトルに「苦労があっての優勝だったので、これまで(の2勝)とまた違う感じです」と感慨深げだ。
来季の米ツアー参戦をかけた12月2日からのPGAツアー(米ツアー)2次予選会(米アラバマ州)へ、自信と弾みがついたことも大きい。2週後「ダンロップ―」後の賞金ランキング1位なら最終予選会、5位までなら2次から臨めたが、ランク31位だったため10月の1次(米テキサス州)から受けた。「(ランク5位までに)入れずに受けないで終わることになれば、一番さみしい」。昨年から温めてきたプランへの思いがいかに強かったかの表れでもある。
1500万円(54ホール短縮により75%に減額)を加算した賞金ランクは34位から17位に浮上し、1位の生源寺龍憲まで約3811万円差に詰め寄った。次週「三井住友VISA太平洋マスターズ」、翌週「ダンロップ―」と総額2億円(優勝4000万円)の高額大会が続き、2連勝すればトップに躍り出る可能性もゼロではない。
現時点で2次前週の「カシオワールドオープン」の欠場を決めている。「しっかり早めに入って、コースや芝に馴染むために練習できれば」と話し、大一番の準備を整える予定。まずは次週、目標のシーズン2勝目を狙って御殿場に乗り込む。(兵庫県三木市/塚田達也)