11月8日に行われたJ1リーグ第36節で、湘南ベルマーレが5-2でアルビレックス新潟に大勝した。この試合の2点目を決め…

 11月8日に行われたJ1リーグ第36節で、湘南ベルマーレが5-2でアルビレックス新潟に大勝した。この試合の2点目を決めた平岡大陽のゴール直後の“まさか行動”とアシストした二田理央の“ツッコミ”が話題を集めた。

 来季のJ2降格が決まったチーム同士の対戦。5月11日の東京ヴェルディ戦での白星を最後に19試合未勝利状態の湘南だが、新潟のパス回しに対して前線からのプレスで試合のベースを握る。前半35分に鈴木章斗の得点で先制すると、わずか3分後には追加点を奪う。

 自陣からのスローインを鈴木が右サイドへ流す。鋭く飛び出した二田が力強いドリブルで縦に突破し、ボックス内からグラウンダーのボールをマイナス方向へ供給。そこに現れたのが平岡だった。後方から走り込んできた勢いそのままに、左足ダイレクトで合わせて豪快にゴールに叩き込んだ。

 話題のシーンはその直後。得点を決めた平岡は、サポーター、チームメイトたちが大喜びする中、すぐにその場にしゃがみ込み、解けていた自身の左足のスパイクの靴ひもを冷静に結び直した。

■「二田選手ナイスアシスト&ナイスツッコミです!」

 平岡のゴール直後の“靴ひも結び”に対して、SNS上には「このセレブレーション初めて見た」「靴紐を結ぶゴールセレブレーション初めて見た」「めっちゃマイペースやんwww」「真面目」の声が寄せられた。

 さらにアシストした二田はJリーグ公式エックス(旧ツイッター)上で「絶対に結ぶ前に喜べ」とツッコミのコメントを入ると、ファンから「ゴール裏から見えなかったけど、二田くんのツッコミもあって超面白いww」「二田選手ナイスアシスト&ナイスツッコミです!!大陽ファンとしては面白過ぎます」などの声も寄せられた。

 試合はその後もゴールラッシュが続いて、スタジアムを訪れた湘南サポーターにとっては久々に心が晴れるゲーム。クラブとしては、新しいスタート地点にしたい。J2降格で崩れてしまったフロントとサポーターの信頼関係を平岡の靴ひものようにしっかりと結び直すことができるだろうか。

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