＜令和7年度 秋季東京都高等学校野球大会：関東第一9ー1桜美林◇8日◇準決勝◇明治神宮球場　関東第一の佐宗 悠樹外野手（…

＜令和7年度 秋季東京都高等学校野球大会：関東第一9ー1桜美林◇8日◇準決勝◇明治神宮球場

　関東第一の佐宗 悠樹外野手（1年）が、2本塁打5打点の活躍で2年ぶりの決勝進出に貢献した。

　4点差で迎えた6回、走者を一人置いた場面で打席が回ると、3球目を捉えて高校第1号を記録した。続く第5打席でも、カーブをうまく拾ってこの日2本目となる本塁打。「自分は感覚で打っている。いつもホームランを打つときは軽く打ったら入るので、今日も打った瞬間入ると思った」と納得の結果に笑みをこぼした。

　中学時代には全国屈指の強豪・世田谷西シニアでレギュラーを張った。3年時夏のリトルシニア日本選手権大会では、準々決勝で神宮球場のレフトスタンドに一発を放つなど、チームの大会連覇に貢献。外野手部門のベストナインにも選出された実力者が、その経験値を活かして、高校野球の舞台で躍動している。

　指揮を執る米澤 貴光監督も「リストが強く、振る力持もある。チームを引っ張ってくれている存在」とその才能に太鼓判を押す。さらには「新チームは8番くらいからスタートして、ひとつずつ野球の面で成長している。今日も1本目のホームランを打った後、次のホームランを欲張って打ってるようには見えなかった。そういった点は成長だと思います」と早くも頭角を現した1年生に期待を寄せていた。