(8日、秋季東京都高校野球大会準決勝、関東第一9―1桜美林=7回コールド) 関東第一の佐宗悠樹選手(1年)が、2打席連続…
(8日、秋季東京都高校野球大会準決勝、関東第一9―1桜美林=7回コールド)
関東第一の佐宗悠樹選手(1年)が、2打席連続本塁打で試合を決定づけた。
六回表、1死一塁で迎えた4打席目。「何が何でも出塁する」。その思いで臨み、2ストライクからはじき返した打球は左翼手の頭上を越えた。「結構伸びたと思ったが、まさか入るとは」と驚いた。
桜美林に1点を返されて迎えた七回表2死一、二塁の場面では、変化球をとらえてレフトスタンドに運んだ。「打った瞬間、入ったと思った」
秋からベンチ入り。この日は打ち取られても焦らずいられたのは、これまで先輩たちのアドバイスがあったから。ミスをしても「気にするな」「俺らに任せろ」。試合前にも鈴木将生選手(2年)から「全然打てなくても俺らがカバーするから安心しろ」と言われ、気持ちを楽にして臨めたという。
決勝に向け「今日は変化球を引っかけて凡打になってしまっていた。右方向を意識して、しっかり気を引き締めていきます」と佐宗選手。「絶対に(甲子園に)行きたい」(藤井怜)