2025年シーズンWRC第13戦ラリージャパンは、11月8日(土)に、ラリー3日目の7SSを走行。WRC2はアレハンドロ…

2025年シーズンWRC第13戦ラリージャパンは、11月8日(土)に、ラリー3日目の7SSを走行。WRC2はアレハンドロ・カション(トヨタGRヤリス・ラリー2)が、ニコライ・グリアジンを従えて首位をキープしている。

WRCチャレンジプログラム2期生の山本雄紀(トヨタGRヤリス・ラリー2)は、SS11を終えた段階でクラス4番手を走行していたが、SS12で右フロントタイヤをパンク。ステージ内での交換を余儀なくされ、2分以上をタイムロスした。これでクラス7番手に順位を落とし、デイ3を終えている。

「SS12でカットしたところで、右フロントタイヤをパンクしました。そんなに大きなインパクトではなかったので、本当に残念です。ステージの中間地点、残り8〜9kmくらいでしたし、最初はスローパンクチャーという感じだったので、このまま走り切った方が速いと考えていました。でも一気にリム落ちしてしまったので、その段階で交換を決めました。交換中ナットガンのバッテリーがなくなりかけて、それもあって想定上に時間がかかってしまいました」

パンクしたステージ以外では、コンスタントに好タイムを並べ、SS9ではベストのグリアジンから0.3秒差のセカンドベストをたたき出した。





「今日はベストから1秒差以内のステージもありました。ただ、トップに迫れるステージと、数秒離されてしまうステージがあって。良い時と悪い時で何が違うのか、エンジニアと話し合っています。そこを詰めていくことが、今後表彰台争いをしていく鍵になると考えています。その点でも学ぶことが多い1日でした」

「グリアジンとコンマ差だったSS9も、フィーリングはあまり良くなかったりするんです(笑)。このタイヤの特徴としてハイスピードコーナーでアンダーステアが強い傾向があります。車両側ではどうしようもないので、ドライビングで対応するしかありません。『これは遅そうやなぁ』と感じていたら、タイムが出ていたりするので。このタイヤについても、まだまだ勉強することがありますね」

「明日は完全に雨になってウエットタイヤで走ることになれば、逆にストレスはないと考えています。ハンコックのウエットタイヤはウォームアップが難しいんですが、クロアチアの最終日でウエットを経験しているので……。最終日に距離が残っていますし、まだ何が起こるか分かりません。まずは自分の走りを続けていきたいです」