◇国内男子◇ACNチャンピオンシップ ゴルフトーナメント 3日目(8日)◇三木GC(兵庫)◇7004yd(パー71)◇…
◇国内男子◇ACNチャンピオンシップ ゴルフトーナメント 3日目(8日)◇三木GC(兵庫)◇7004yd(パー71)◇晴れ(観衆6063人)
大会主催のACNと契約する12人のホストプロが出場したフィールドで、11月1日に所属契約が発表されたばかりの片岡尚之が優勝争いに加わった。19位から6打差を追って7バーディ、1ボギーの「65」をマーク。首位に3打差の通算10アンダー2位で「恩返しをしたい」と意気込む最終日を迎える。
ホールアウト後のグリーンサイドでは、藤岡義久・ACNホールディングス代表取締役会長兼社長の出迎えを受けた。「ナイスプレーと言っていただいて」と表情を緩ませる片岡の士気を高めた言葉がもうひとつ。「優勝したらボーナスと、7アンダーを出したらボーナスがあるぞと言ってくださって」
藤岡氏は、初日終了後に契約プロを招いた夕食会で、優勝者へのボーナスに加えて、2日目に7アンダー(64)を出した選手への追加ボーナスを告げていた。急きょ最終日も対象に加えられることになり、片岡も「7アンダーを出して優勝して、たくさんボーナスをいただきたい」とダブルでのボーナス獲得に意欲的だ。
3週前の「日本オープン」で国内メジャー初優勝を飾ったものの、続く「フォーティネットプレーヤーズカップ」では5試合ぶりの予選落ちを喫した。「賞金王も見えてきたし“今週も頑張るんだ”という気持ちで臨んだら、逆に気合が入りすぎちゃって」。今週はホストプロという重責を背負いながらも、「普段の試合と変わらず一打一打に集中して、気負いなくできている」ことが好スコアにつながっている。
「この位置で気合を入れないのは難しいと思うけど、明日も淡々とできればいいかな」。ホストプロとしての恩返し、今季2勝目、ダブルボーナス…。果たしたいことばかりの最終日も、はやる気持ちを抑え込むことが逆転Vに向けた大きなテーマとなる。(兵庫県三木市/塚田達也)