◇日米女子ツアー◇TOTOジャパンクラシック 3日目(8日)◇瀬田GC 北コース (滋賀)◇6616yd(パー72)◇…

3年ぶりの米ツアー7勝目が懸かる畑岡奈紗

◇日米女子ツアー◇TOTOジャパンクラシック 3日目(8日)◇瀬田GC 北コース (滋賀)◇6616yd(パー72)◇晴れ(観衆5048人)

2018年大会覇者の畑岡奈紗が、日本ツアールーキー荒木優奈と並ぶ通算15アンダー首位で最終日を迎える。伸ばし合いが展開されるなか5バーディ、1ボギー「68」で回り、初日から3ラウンド続けてトップの座を守った。

計測が入り後半はドタバタ

この日唯一のボギーを打った14番以降、終盤は少しバタついた。山下美夢有申ジエ(韓国)との組に、15番(パー3)からスロープレー対策として全員に計測が入った。ショット後に走らなければならない場面もあった。

16番(パー5)はティショットを左サイドに曲げ、2打目はフルショットできない状況に。それでも4打でグリーンに乗せ、1パットパーで切り抜けた。「あまりじっくりと考える時間がなくて。あそこをパーにできたのは大きかった」とピンチをしのぎ、続く17番のバーディにつなげた。

大ギャラリーに囲まれて

「最近はエイム(目標)が左に向くクセがある。特に打ち上げとか、景色的なものに惑わされるところもある」と分析する。「14番でもったいないミスもあったけど、それ以外はロングパットも距離感はしっかり合わせられていたし、いいパーセーブもいっぱいあった。きょう良かったところを、あしたもう少し発揮できたら」と最終日を見据えた。

2度目の“完全優勝”は目前

過去米ツアーで挙げた6勝中、初日から首位を守る“完全優勝”を飾ったのは1試合だけ(2021年7月「マラソンクラシック」)。2022年「DIOインプラントLAオープン」以来、3年ぶりの優勝が目前に迫っている。(滋賀県大津市/石井操)