スミスのシルバースラッガー賞選外にドジャース専門メディアが不満を漏らした(C)Getty Images MLBのシルバー…

スミスのシルバースラッガー賞選外にドジャース専門メディアが不満を漏らした(C)Getty Images

 MLBのシルバースラッガー賞が発表され、ドジャースの大谷翔平がナ・リーグDH部門で選出された。さらに、ドジャースは、チーム部門でも受賞されている。

 そんな中、ドジャース専門メディア『Dodgers Way』は「オオタニはシュワバーを抑えたが、スミスは…ハンター・グッドマンに負けた?マジか?」と驚いている。

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 「フリーマンとマンシーが、それぞれアロンソとマチャドに敗れたのは、はるかに驚きが少なく、議論の余地なく妥当でさえある」とし、スミスは打率.296、出塁率.404、長打率.497という成績だったと紹介すると、「ホーム球場のおかげで劇的に水増しされたスタッツを持つ選手に敗れるとは?これは間違いなく軽視されたと言えるだろう」と伝えた。

 同メディアは、捕手部門の選出がスミスではなく、気圧が低く、ボールが良く飛ぶとされるクアーズ・フィールドを本拠地としてプレーするロッキーズのハンター・グッドマンだったことに疑問を呈していた。

 「公平を期すために言えば、グッドマンは、笑ってしまうほどひどいロッキーズというチームの中で、断トツで最高の選手だった。彼は、規定打席に達した3人の選手全員の中で、本塁打、打点、打率、出塁率、長打率のすべてでリードしており、その差は非常に大きかった」と、26歳の捕手を称えた。

 また、スミスの出場試合数が110試合だったのに対し、グッドマンは144試合に出場。グッドマンは遠征でも十分に立派な成績を残したと前置きしつつ、「クアーズ・フィールドは彼の打率を約60ポイント、出塁率を約70ポイントも水増しした。仮にクアーズを議論に持ち出さなかったとしても、スミスのほうが打率とOPS(出塁率+長打率)で優れていた」と主張した。

 納得のいかない同メディアはさらに、スミスは「二死走者得点圏の状況で、打率.347、OPS.953、OPS+171を記録した。グッドマンは同じ状況で、打率.273、OPS.737、OPS+109だった」と指摘している。

 その上で「投票者の決定には同情が影響したのかもしれない。なぜ、野球界で最も成績の悪いチームの誰かに一つくらい賞を与えてはいけないのだろうか?」と、言い放った。

 「グッドマンが素晴らしいシーズンを送らなかったと言いたいわけではない。彼は素晴らしいシーズンを送り、その功績は認められるべきだ。しかし、彼はあらゆる点でスミスに上回られており、スミスこそがその評価を受けるに値した」と断言。

 「スミスが152OPS+なのに対し、グッドマンは120OPS+だ。これ以上言う必要はないだろう」と、不満は消えることがなかった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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