◇国内女子◇最終プロテスト最終日(7日)◇JFE瀬戸内海GC(岡山)◇6464yd(パー72)2019年から7回目とな…
◇国内女子◇最終プロテスト最終日(7日)◇JFE瀬戸内海GC(岡山)◇6464yd(パー72)
2019年から7回目となる日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のプロテストで、またも悲願の合格に届かなかった。2アンダーの15位と通過圏内(20位タイまで)からスタートした寺西飛香留は「78」とスコアを落とし、通算4オーバーの40位で4日間を終了。通過まであと一歩に迫りながらも圏外にはじき出され、「悔しいです」と涙をこぼした。
「絶望だった」という初日41位の出遅れから、2日目「71」、3日目「70」とスコアを伸ばして合格圏内に。「ショット的にも仕上げてこられた」と臨んだ最終日は、初日から伸ばせなかった後半インで大きく崩れた。「今までのぶん、バーディをたくさん獲ろう」という気概はスコアにつながらず、後半だけで5ボギー。合格ラインに4打届かなかったが「これまでで1番、惜しかったので、また頑張ります」という前進を感じながら1年後の再挑戦を誓った。
今季の女子レギュラーツアー出場は予選会を突破した「日本女子オープン」1試合にとどまった一方で、男子ツアーで多くの話題を呼んだ。昨年に初挑戦した1次予選会(ファーストQT)を49位で終え、82位までが条件だった女性初の男子ツアープレーヤーに。日本人女子では2005年の宮里藍さん以来となる男子レギュラーツアーに主催者推薦で出場するなど新風を吹き込んだ。
今年はプロテストへの専念を決めて男子QTの出場を見送ったため、来年はツアープレーヤーの資格を失う。「QTに出なかったので分からないけれど、もし(推薦で男子ツアーに)出られるようであれば、また出たいと思います」と話し、今後も男女ツアーでプレーする“二刀流”を目指したい思いを明かした。(岡山県笠岡市/塚田達也)
<寺西飛香留のプロテスト戦績>
2005年/最終プロテスト(40位)
2024年/最終プロテスト(77位)
2023年/2次試験で通過ならず
2022年/1次試験で通過ならず
2021年/2次試験で通過ならず
2020年/1次試験で通過ならず
2019年/2次試験で通過ならず