◇国内女子◇最終プロテスト最終日(7日)◇JFE瀬戸内海GC(岡山)◇6464yd(パー72)姉と同じ日本女子プロゴル…

初挑戦のプロテストで不合格に終わった神谷ひな

◇国内女子◇最終プロテスト最終日(7日)◇JFE瀬戸内海GC(岡山)◇6464yd(パー72)

姉と同じ日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)会員入りを目指し、高校3年の18歳で初めて挑戦したプロテスト。通算4勝の神谷そらの妹・神谷ひなは通算2オーバー30位、ルーキーで9月「ゴルフ5レディス」で初優勝を遂げた荒木優奈の妹・荒木七海は通算4オーバー40位に終わり、合格ラインの20位タイに届かなかった。

神谷は姉と同じ岐阜・麗澤瑞浪高で、1次・2次試験を勝ち抜いて最終まで進出した。初日こそ「70」で2アンダー7位の好スタートを切ったが、2日目からオーバーパーをたたいて“圏外”に。46位からの滑り込みを狙った最終日も「71」と伸ばしきれなかった。

「楽しかったし、苦しかった。思った以上に悔しいです」と、時に笑顔を作りながら気丈に4日間を振り返った。「思ったよりも緊張はしなかったけど、一打で来年が決まるということは、頭のどこかにあったのかな」。望む結果は得られなかったが、「得たものはいっぱいあった。飛距離をもっと上げられるように、体力よりも体幹を鍛えていきたい」と突き付けられた課題とともに、さらなる成長を誓った。

荒木七海は悔し涙が止まらなかった

荒木も姉と同じ宮崎・日章学園高に在学。「本当に吐きそうなくらい緊張していた」という重圧とも戦いながら1次から最終に進出したが、初日「73」、2日目「74」をたたいた前半戦のつまずきが大きく響いた。

最終日も「74」と崩れた4日間を振り返ろうとした途端、大粒の涙が頬を伝う。「今日はアンダーを出さないといけないという気持ちが朝からあって、それで力が入ってしまったと思う」。ショットの精度が乱れた前半アウトだけで4つスコアを落とし、合格ラインが大きく遠のいた。神谷と同じく来春に高校卒業を迎える2026年、姉と同じ2回目の挑戦で合格を目指す。(岡山県笠岡市/塚田達也)