2025年シーズンWRC第13戦ラリージャパンは、11月7日(金)に午前中のセクションを走行。トヨタGRヤリス・ラリー1…

2025年シーズンWRC第13戦ラリージャパンは、11月7日(金)に午前中のセクションを走行。トヨタGRヤリス・ラリー1をドライブする勝田貴元は、SS3でベストタイムを刻むと一時首位に立った。SS4を終えた段階で、首位のセバスチャン・オジエ(トヨタ)から1.7秒差の総合3番手につけている。

「午前中は、大きなリスクは負わずに、いい感じでプッシュできました。タイムも悪くなかったですね。SS4はクルマのフィーリングは悪くなかったんですが、後半のセクションは明らかにコンディションが他のふたつとは違っていてました。路面が安定していなかったので、無理はしませんでした。リスクを取れるところで取って、一番危ないところで取らずという戦略です。タイムロスは覚悟しましたが、リタイアするよりはマシです。そんな状態で上位につけているので、悪くはないと思います」

「マシンに関しては、まだ結構アンダーステアを感じました。SS3後、デフのプリロードとダンパーのセッティング、あとアンチロールバーのセットアップに手を加えました。フロントが全然入っていかないので、ここを直せばもっと速く走れると思いますし、リスクもだいぶ減るはずです。気になったのはそこだけですね。タイヤのキャラクター的に、この状況を消すのは難しいかもしれません。ハンコックタイヤで日本の道を走ってみて、ヨーロッパの道とはだいぶ違ったフィーリングがありました。様々なフィードバックも含めて、まだ様子を見ながら色々と試している感じです」

「まだ結果の話をするには、長いラリーが残っています(笑)。とりあえず午後も、ひとつひとつ大事にプッシュしていきたいです。日曜日は雨模様ですし、そこに行くまでに数秒差であれば、差はあってないようなもの。トップに立てれば一番いいですけど、とにかく今は僅差でつけて、日曜日の最後に勝負できる位置にいたいです。そこでしっかりとプッシュして差を詰められるか、さらに広げられるかですね」

「ラリー前から言っているように、このラリーには自信は持っています。しっかりとトップと戦えると思っていましたし、実際良いタイムも記録できました。午後、多少コンディション変わった時、どのようになるかですね。もうちょっとプッシュできるところ、もっと気をつけるべき場所が多分出てくるはずです。ただ、伊勢神トンネルの2回目はちょっと怖いです。そこはは、気をつける必要はあるかなと思ってます」