2025年シーズンWRC第13戦ラリージャパンは、11月7日(金)に2日目の6SSを走行。WRC2はアレハンドロ・カショ…

2025年シーズンWRC第13戦ラリージャパンは、11月7日(金)に2日目の6SSを走行。WRC2はアレハンドロ・カション(トヨタGRヤリス・ラリー2)が首位を走行する。シュコダ・ファビアR5で参戦する新井大輝は、SS7で5番手に順位を上げると、パワーに勝るライバルを抑えて、このポジションを守ってみせた。

最終サービスに戻った新井は、初めて使用するハンコック・タイヤ合わせたセッティングを見つけるため、終日苦労したことを明かしている。

「午後は少しセットアップを変えたんですが、ソフトに振りすぎたようで、タイムがあまり良くありませんでした。午前中の傾向から、ハンコックタイヤは足まわりを柔らかくする必要があると考えたんです。ほぼウエットセットみたいな感じでいったら、全然ダメでした(笑)。バランスを取るのが難しいですね……。スイートスポットがなかなか見つけづらいと言うか。燃料も違っていてパワーが上がっているぶん、セットアップがそこでも変わってきます。スロットルを踏み込んだ時、グッて沈み込む量が変わってくるんです。その点に関しても明日は対策する必要があります」

「GRヤリス・ラリー2もそうですが、シュコダ・ファビアRSラリー2も、昨年からアップデートしています。前回は勝てていたのに、今回は全部負けている。その点に関してはマシンの進化が効いていますよね。でも、これだけトップと差があると、『届かないからやめよう』と思います。変に近いと、無理するじゃないですか。トラブルも出てきますし、無理はしないでおこうとなりますね」