WRC第13戦ラリージャパン、11月7日に走行した6SSを終えて、WRC2部門ではアレハンドロ・カション(トヨタGRヤリ…
WRC第13戦ラリージャパン、11月7日に走行した6SSを終えて、WRC2部門ではアレハンドロ・カション(トヨタGRヤリス・ラリー2)が首位をキープしている。
この日はほぼパーフェクトなラリー運びで、6SS中5SSでWRC2のトップタイムをマーク。2番手につけるニコライ・グリアジン(シュコダ・ファビアRSラリー2)に対して12.1秒のリードを築いてこの日を折り返した。グリアジンは、SS4でカションの連続トップを阻止したが、カションの勢いを削ぐまでには至らなかった。
グリアジンは「ベストは尽くしているが、それ以上の効果が出ていない」と振り返る。
部門3番手は23.8秒遅れてヤン・ソランス(GRヤリス・ラリー2)。ガス・グリーンスミス(ファビアRSラリー2)は1日を通してアンダーステアに悩まされて、4番手に留まっている。
日本人勢では、新井大輝(シュコダ・ファビアR5)が、カションに1分36秒8差の5番手タイム。
「午後は少しソフトめのセッティングを試してみましたが、あまりうまくいかなかったですね」と語っている。一方、TGR WRCチャレンジプログラム2期生の山本雄紀(GRヤリス・ラリー2)は、SS4でサイドをヒットする場面もあったが、この日最後のSS7では部門2番手タイムをマーク。新井に0.1秒差まで迫っている。

またRC2クラス全体では、オリバー・ソルベルグ(GRヤリス・ラリー2)が、カションに23.2秒差をつけてトップに立っている。
WRC3部門では、ジュバンニ・ロッシ(フォード・フィエスタ・ラリー3)がトップ。このラリージャパンを完走してポイントを重ねればタイトルが決まるマッテオ・フォンタナ(フィエスタ・ラリー3)は、確実にこの日を走り切ってロッシに5分以上遅れての2番手につけている。

WRCジャパン WRC2部門結果(SS7終了時点)
1 A.カション(トヨタGRヤリス・ラリー2) 1:15:33.7
2 N.グリアジン(シュコダ・ファビアRSラリー2) +12.1
3 J.ソランス(トヨタGRヤリス・ラリー2) +23.8
4 G.グリーンスミス(シュコダ・ファビアRSラリー2) +44.2
5 新井大輝(シュコダ・ファビアR5) +1:36.8
6 山本雄紀(トヨタGRヤリス・ラリー2) +1:36.9
7 H.コバライネン(トヨタGRヤリス・ラリー2) +1:48.9
8 D.ドミンゲス(トヨタGRヤリス・ラリー2) +2:18.8