角田はサンパウロGPとの相性の良さを感じているようだ(C)Getty Images シーズンの大詰めを迎えているF1は現…

角田はサンパウロGPとの相性の良さを感じているようだ(C)Getty Images

 シーズンの大詰めを迎えているF1は現地時間11月7日より第21戦サンパウロGPが開幕。来季の契約など去就が注目を集める、レッドブルの角田裕毅が現地メディアのインタビューで、今回のレースへの意気込みを語っている。

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 前回のメキシコGPでは決勝11位と、入賞にあと一歩届かなかった角田。来季シートが決まっていない状況であり、多くのポイントを稼ぎたい日本人ドライバーにとって、今季21戦目は極めて高い期待を背にレースに臨むことになる。RB(現レーシングブルズ)在籍だった昨年、このインテルラゴスでは予選で3番手のタイムをマークし、決勝でも7位入賞を果たしている。悪天候により荒れた展開の中、終始、ポイント圏内で走行、サバイバルレースで見事な結果を残した。

 今季のサンパウロGPでも、角田からは心強い言葉が聞こえてきている。ブラジルメディア『Grande Prêmio』が6日、現地入り後の角田のコメントを伝えるトピックを掲載した。

 その中で同メディアは、「ユウキ・ツノダは、昨季の好調を再現できるとの自信を胸にサンパウロGPへ臨む。レッドブル所属の日本人ドライバーは、2024年にインテルラゴスで充実した週末を過ごしたことを振り返り、2025年のマシンの進化によって、今週末も再びポイントを狙えると楽観的な見通しを語った」と綴っている。

 角田は同メディアの取材に対し、以下の様な言葉で今回のレースへの意欲を示した。

「自信はある。去年の良い記憶があるし、ここでどう走ればいいかも分かっている。マシンは新しく、さらに良くなっている。どんな動きを見せるか楽しみだ」

 また、グランプリ初日より、いかにコースに対し早く順応するかが重要であると訴えている。

「サーキットに入るときは、たとえ初めてのコースでなくても、常にそれを意識している。特にスプリント週末では、最初のセッション(FP1)で素早く慣れ、このマシンの挙動を理解して最大限のパフォーマンスを引き出すことが欠かせない。全力を尽くすつもりだ」

 同メディアも角田のコメントを紹介するとともに、昨年のレース内容を振り返り、「決勝では表彰台の座を守り切ることはできなかったものの、7位でフィニッシュし、イタリアチームにとってシーズン最高位の結果をもたらした」などと強調している。

 いつも以上にポジティブな姿勢で臨もうとしている角田が、果たしてどんな走りを繰り広げるのか。スプリントも行われる今回のレース、3日間を通して見どころが多いグランプリとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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