日本高野連は7日、来年2026年春のセンバツに出場する21世紀枠2校の選考に向け、新たに8校の各都府県連盟推薦校を追加発…
日本高野連は7日、来年2026年春のセンバツに出場する21世紀枠2校の選考に向け、新たに8校の各都府県連盟推薦校を追加発表した。これで発表された推薦校は27校で、公立校は23校。四国と東海地区で推薦校が出揃った。
新たに公立7校が選出された。秋4強の好成績を収めたのは鹿児島の徳之島と、和歌山の日高中津。徳之島は、冬場の部員のアルバイトなどで遠征費を補填するなど、離島の高校であることのハンディを克服しながら、20年ぶりのベスト4進出を決めたことなどが評価された。準決勝でも1点差に泣いて、九州大会出場まであと一歩だった。日高中津は3度目の選出。
その他、選出された米沢鶴城(山形)、小松商(石川)、能登川(滋賀)、鳥取東(鳥取)、香川中央(香川)は、それぞれ県8強の成績を収めた。
能登川は数年前には連合チームで出場していた時期もあったというが、プロのスカウトも視察にきた太田 智己内野手(2年)など逸材が豊富だ。小松商は星稜相手の準々決勝で1点差の惜敗だった。香川中央も準々決勝では尽誠学園相手に延長11回タイブレークの末に敗れるなど、県の強豪とも互角の戦いを演じている。
私立では浜松日体(静岡)が選出された。学業と野球の両立をかかげる進学校で、ITC(情報通信技術)を活用した練習などの成果が実を結び、この秋初の4強入りを果たした。私立としては珍しく部員全員が浜松市内の自宅から通学するなど、地域とのつながりも強い。
今後は各都府県の21世紀枠推薦1校が決まり、12月12日に各地区ごとの推薦校9校が決定。来年1月30日のセンバツ選考委員会で2校が選考される。