2025年シーズンWRC第13戦ラリージャパンは、11月7日(金)の競技2日目、午前中のセクションを終了。WRC2はニコ…

2025年シーズンWRC第13戦ラリージャパンは、11月7日(金)の競技2日目、午前中のセクションを終了。WRC2はニコライ・グリアジン(シュコダ・ファビアRSラリー2)が、アレハンドロ・カション(トヨタGRヤリス・ラリー2)に0.9秒差をつけて首位を走行している。

全日本勢として参戦する新井大輝(シュコダ・ファビアR5)は、45.4秒差の5番手。最初の林道ステージを走り終えた新井は、次のように振り返った。
「昨年よりも路面が全然きれいですね。ただ、今年はイセガミが逆走になったり、この上りセクションがきつくて、ファビアR5がまったく登ってくれないです(笑)。とにかくパワーがないことを実感しました。1速まで落としてサイドブレーキを引いても、サイドを引くほどスピードが乗らない。完全に曲げきれないっていう状況でした」

「ドライのハンコックタイヤの特性は分かってきました。ただ、ウエットコンディションだと、どのくらい滑るのかが分からない。結局スプリットタイムを見ていても、伊勢神トンネル後の下りのセクションだけで、めちゃくちゃ遅いんですよ。みんなは多分濡れた時のハンコックの扱い方を知っているので、WRC2勢は速いですね。そのあたりをもう少し学びながらです。濡れると、どこまでグリップするのか分からないので、だいぶ抑えすぎちゃいました。多分そこで、かなりタイムロスした気がします」

「全体的に今年のレイアウトは、上りセクションがメインなので、やっぱり性能差だけ、きっちりと離されている感じがあります。本当に1kmあたり1秒くらい離されているので、ここは変に追わずにいこうと思います。しっかり今のファビアR5のポテンシャルを出し切って、走り切ることの方が大事かなと思います。午後はハンコックが、今まで使ってたタイヤより柔らかい特性があるので、セットアップをさらに柔らかくしようと考えています。WRC2の連中に話を聞くと、みんな結構セットアップを柔らかくしてるんですよ。午後に向けて、そっちの方向でやってみようかなと思います」