香川県宇多津町出身の新人ボートレーサー中澤里桜さん(20)が今月、ボートレースまるがめ(丸亀市)でデビューを飾る。初戦…

 香川県宇多津町出身の新人ボートレーサー中澤里桜さん(20)が今月、ボートレースまるがめ(丸亀市)でデビューを飾る。初戦を前に10月24日、丸亀市の松永恭二市長を表敬訪問した。

 中澤さんは善通寺一高を卒業後、ボートレーサー養成所(福岡県)の試験に合格した。2度目の挑戦で、倍率が20倍近い難関を突破した。

 幼い頃から祖父にボートレースまるがめに連れて行ってもらい、かっこいいとあこがれた。筋力や体力などの性差が影響しにくく「男女が同じ舞台で戦えるのもいい」と言う。

 中澤さんを含め約50人が養成所に入ったが、厳しい訓練に、修了できたのは24人だった。中澤さんは修了直前に手の指に負った大けがを乗り越えたという。

 デビュー戦は11月16~20日のマンスリーBOAT RACE杯。「ドキドキですが、先輩のスピードについていって、少しでも上の順位を取りたい」と意気込む。

 表敬訪問では、松永市長が「丸亀(のボートレース場)からスターになってください」と激励。中澤さんは「祖父に言われたように、『人の心に残るレーサー』になりたい」と抱負を語った。(福家司)