◇日米女子ツアー◇TOTOジャパンクラシック 初日(6日)◇瀬田GC 北コース (滋賀)◇6616yd(パー72)◇晴…
◇日米女子ツアー◇TOTOジャパンクラシック 初日(6日)◇瀬田GC 北コース (滋賀)◇6616yd(パー72)◇晴れ(観衆3043人)
会場でファンが手にしていた「400試合出場おめでとう」の応援幕が目に入った。渡邉彩香は「それまでは知らなかった」と今週が節目の試合になったことを知った。
10歳からゴルフを始め、2012年のプロテストに合格し、14年目にプロとしてツアー出場通算400試合にたどり着いた。同年「伊藤園レディス」で45位に入り、38万4000円を獲得してからキャリアが始まった。14年「アクサレディス in 宮崎」で初優勝をあげ、ことし7月「大東建託・いい部屋ネットレディス」で6勝目をあげた。
長く現役を続けられた要因に「けががないし、体は元気。たぶん、うまくなりたい気持ちはずっとある。それだけですかね」と32歳は胸を張る。
ランキング上位の選手らがプレーする今大会には3年ぶりの出場。米ツアーからは43人が参戦した。同組のシャネッティ・ワナセン(タイ)、カリス・デイビッドソン(オーストラリア)を観察し、「プレーがめちゃくちゃ早い。構えてから打つのがすごく早い。私は悪くなると結構考え込んでしまうので。決めるまでは相談をするけど、決めてからはスパーンと打って、そういう意味でリズムが良い。勉強になった」と、どん欲に吸収する。
2オン2パットでバーディを奪った後半13番(パー5)から3連続でスコアを伸ばした。14番は140ydから5mに、15番(パー3)はPWで2.5mにつけてバーディを手にした。
5バーディ、1ボギーの「68」で回り、トップと3打差の4アンダー7位発進。優勝すれば米ツアー出場権も手に入る。「チャンスがあるんだったら、トライしたい」。米ツアーの経験でまだまだうまくなれると信じている。(滋賀県大津市/玉木充)