球団がオプション行使せず→今永も拒否でFAに カブスがオプションを行使しなかった今永昇太投手にクオリファイングオファー(…

球団がオプション行使せず→今永も拒否でFAに

 カブスがオプションを行使しなかった今永昇太投手にクオリファイングオファー(QO)を提示したと、6日(日本時間7日)に複数の米メディアが伝えた。球団はこのオフ、今永に5年目まで延長するオプションを行使せず、破棄。今永自身も選手オプションを拒否したことで、FA市場に参戦していた。

 今永は2023年オフにDeNAからポスティングシステムを経てメジャーに移籍。4年5300万ドル(約81億3000万円)の契約を結んだ。契約金が100万ドル(約1億5000万円)、2024年の年俸が900万ドル(約13億8000万円)、2025年の年俸は1300万ドル(約20億円)だった。しかし、2025年オフからは複雑な契約となっていた。

 米放送局「ESPN」のジェシー・ロジャース記者によると、球団が3年5700万ドル(約87億4000万円)のオプションを行使するかの選択肢を持っており、この権利を破棄した。その後、今永には1年1525万ドル(約23億4000万円)のオプションを行使するかどうかの権利があったが、米メディアの報道によれば、今永も1年契約を破棄したと見られる。

 QOとはFA選手に元の所属球団が提示する制度で、選手側が受諾した場合、メジャーの年俸トップ125人の平均額を算出した額の単年契約となる。今季のQOの金額は2220万5000ドル(約34億円)となっている。

「ESPN」のジェフ・パッサン記者らが伝えたところによると、提示されたのは13選手。フィリーズからFAとなったカイル・シュワーバー外野手、ブルージェイズからFAとなったボー・ビシェット内野手らに提示された。