コペックは今季わずか11イニングの登板にとどまった(C)Getty Images ドジャースは球団史上初のWS連覇と歴史…

コペックは今季わずか11イニングの登板にとどまった(C)Getty Images

 ドジャースは球団史上初のWS連覇と歴史的な快挙を成し遂げ、来季に向けてのチーム編成も注目されている。

 ドジャースでは今オフ、引退のクレイトン・カーショーを含め7選手がFAとなっている。

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 ほかはキケ・ヘルナンデス、マイケル・コンフォート、アンドリュー・ヒーニー、マイケル・コペック、ミゲル・ロハス、カービー・イェイツの6人。

 また今季はリリーフ陣の不調に悩まされたチームにとっては中継ぎ右腕のコペックの去就も注目されている。

 米メディア『Sports Illustrated』では今オフ、FAとなるドジャースの7選手を特集。その中でコペックに関しては「2024年のトレード期限で獲得され、健康な時には素晴らしい投球を見せた」ものの、今季はシーズン中に2度のIL入りを経験。「ポストシーズンを棒に振った」「健康状態が大きな懸念材料だ」とつづられている。

 コペックは昨年シーズン途中の7月にホワイトソックスからトレードでチームに加入すると、ワールドシリーズ制覇にも貢献とブルペンの大きな力となった。

 しかし今季は右肩のインピンジメント症候群から始まり、7月には左ひざの手術、さらに勝負の9月にも右ひざの炎症で抹消と満身創痍のシーズンとなった。

 今季は14登板で11イニングを投げ、防御率2.45、WHIP1.73に終わった。夏場は無失点と快投を続けた時期もあったが、ケガに泣いた1年となった。

 ドジャース専門サイト『Dodgers Way』でもコペックに関しては昨年後半は「素晴らしい投球で期待に応えた」としながら、今季は繰り返しIL入りしたことでが、わずか11イニングの登板にとどまったとレポート。

 さらに去就に関しても「怪我が多いコペックとの再契約を避け」、「信頼性の高いリリーフの確保に動くことが、ドジャースブルペン再建の最優先事項となりそうだ」と記されている。

 ロースターを空けて「より健康を維持できる、可能性の高い投手を見つけるために使うべきだ」とほかの投手を探したほうがいいとつづっている。

 今季のブルペンは故障者、不振に悩まされた投手が多くやりくりに悩まされたとあって、世界一3連覇のためにテコ入れが必要なポジションであることは間違いない。

 オフの補強戦線に世界一ドジャースがどう動いていくのか。引き続き注目を集めていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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