◇国内女子◇最終プロテスト3日目(6日)◇JFE瀬戸内海GC(岡山)◇6464yd(パー72)2024年から日本ゴルフ…
◇国内女子◇最終プロテスト3日目(6日)◇JFE瀬戸内海GC(岡山)◇6464yd(パー72)
2024年から日本ゴルフ協会(JGA)ナショナルチームに所属する18歳の藤本愛菜が、通算7アンダーの3位で最終日を迎える。2年連続2回目の最終プロテスト。昨年は34位タイに終わり、20位タイまでの合格ラインに2打届かなかった。
ナショナルチームメンバーは当該年度プロテストの1次と2次が免除され、最終から加われる大きな特典がある。昨年、藤本はその資格を行使して最終から参加した。ことしも…と思いきや、規定には『1度限り』と記されていることを知らなかったという。
3月ごろに自らJGAに確認して規定を知り、「わりと時間がなかった」なかで9月の2次予選から出場。2日目を終えて48位と通過圏外にいたが、3日目「64」とチャージをかけて3位にジャンプアップした。悪天候による最終日ラウンドの中止により54ホールに短縮されただけに、一日のチャージで通過を引き寄せるヒヤヒヤの展開だった。
予想外だった2次予選からの参加については「予行練習ができると思って切り替えて、ポジティブに受け止めていた」という。ことしは初日からアンダーパーを並べて上位キープを続け、この日も今週初のノーボギーにまとめる2バーディ「70」をマーク。「ショットがすごく(チャンスに)付いていたので、もったいない一日だった」と不満を漏らしながらも、「ショットは付いているし、いいパッティングも増えているので明日につながる」と合格に向けて調子は上々だ。
師事する辻村明志コーチから、今回は技術的なことよりも「気持ちだけ」についてアドバイスされているという。「気持ちで行くしかない。今のところは、それができています」。2次予選も窮地から這い上がった強いハートで、1年前の雪辱を果たしてみせる。(岡山県笠岡市/塚田達也)