イェイツは望まれたパフォーマンスを示すことはできなかった(C)Getty Images ドジャースは球団史上初のワールド…

イェイツは望まれたパフォーマンスを示すことはできなかった(C)Getty Images

 ドジャースは球団史上初のワールドシリーズ連覇と歴史的な快挙を成し遂げ、来季に向けてのチーム編成も注目されている。

 ドジャースでは引退のクレイトン・カーショーを含め7選手がFAとなっている。ほかはキケ・ヘルナンデス、マイケル・コンフォート、アンドリュー・ヒーニー、マイケル・コペック、ミゲル・ロハス、カービー・イェイツの6人だ。

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 また今季はリリーフ陣の不調に悩まされたチームにとっては、ベテランのイェイツの去就も注目となる。

 米メディア『Sports Illustrated』では今オフ、FAとなるドジャースの7選手を特集。その中でベテラン右腕に関しては、1月にドジャースと1300万ドル相当(約20億円)の1年契約を結んだとして、当初からロバーツ監督の期待も高く「ブルペンの高いオプションになるはずだったが、ロサンゼルスの最大の問題の一つだった」「最悪のフルシーズンとなった」と構想は不発に終わったとした。

 今季は50登板で4勝3敗15H、自責点24、防御率5.23、WHIP1.33と不安定なパフォーマンスとなった。

 2024年シーズンはレンジャーズでプレー、61試合に登板、7勝2敗、防御率1.17を記録と鉄腕ぶりを示しただけに活躍が期待されたが、望む成績を残すことはできず、ポストシーズンにおいてもロースター外となり登板機会はなかった。

 さらに、ドジャース専門サイト『Dodgers Way』もイェイツの去就に言及している。記事では、ベテラン右腕との契約について「お金の無駄遣いだった」とした上で、38歳のイェイツが「2026年も現役続行を望むのであれば、大幅な減俸は避けられない」と指摘している。

 一方、チームでは今季、特にポストシーズン終盤の投手運用が話題となった。佐々木朗希の奮闘に加え、先発としても好投した山本由伸が、勝負のワールドシリーズ第7戦で9回途中から登板し、2回3分の2を無失点に抑えてWS3勝目をマークするなど、フル回転の活躍を見せたことは記憶に新しい。

 目指す3連覇に向けては先発陣の負担を減らすためにも、ブルペン整備が欠かせない要素であることは間違いない。

 果たして王者ドジャースが今オフ、どんな補強を進めていくのか、引き続き高い注目を集めていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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