【UEFAチャンピオンズリーグ】リヴァプール 1-0 レアル・マドリード(日本時間11月5日/アンフィールド)【映像】取…

【映像】ノーハンド判定されたシーン

【UEFAチャンピオンズリーグ】リヴァプール 1-0 レアル・マドリード(日本時間11月5日/アンフィールド)

【映像】取り消された「ハンド」疑惑シーン

 レアル・マドリードのMFオーレリアン・チュアメニが、自陣ボックス手前でのシュートブロックをハンドと判定された。しかし、VARが介入した結果ノーハンドに。ボックス内でのハンドに見えるシーンにもかかわらずお咎めなしの判定に、ファンが激怒している。

 日本時間11月5日のUEFAチャンピオンズリーグのリーグフェーズ第4節で、リヴァプールとレアル・マドリードが対戦。試合は多くのシュートを放ったホームのリヴァプールが61分の先制点を守り切り、1-0で勝利を収めた。白熱した一戦の30分、際どい事象が勃発する。

 リヴァプールが右サイドを起点に攻め込み、FWモハメド・サラーの横パスからMFドミニク・ソボスライが強烈なミドルシュートを放ったが、正面で身体を投げ出してきたチュアメニにシュートブロックされた。しかし、次の瞬間にソボスライをはじめリヴァプールの選手たちが一斉にハンドをアピール。すると主審は笛を吹き、ペナルティーエリアのギリギリ外でのチュアメニのハンドを取った。

 レアル・マドリードの選手たちは腕を身体に付けていたためにノーハンドを主張。VARが介入すると解説・坪井慶介氏は「少し離れていたということですかね」と述べ、「映像で見ると(PAの)すごく際どい位置だったかなと思います。あとは、ハンドかハンドじゃないか。映像を見れば、手は少し離れていたと思います」とコメント。

 続けて「センターバック出身の人間からすると、あのハンドは厳しいなと思ってしまうんですけど」と言及し、「身体に付いていたかどうかを見てしまうと、たしかに離れていた。難しいところです」と説明。「ボールが当たった位置となると、(PAの)中ですかね」と映像を確認して見解を述べた。

 ファンもSNS上で「これPKじゃね?」「完全に中じゃん」「ボール当たったのはボックス内」「これはPKやっちまったな」と見守る中、主審がOFR(オンフィールドレビュー)をする。

【映像】ノーハンド判定されたシーン

 坪井氏も「こうやって見ると、もちろん手は離れている。でも、必要以上に広げてはいない。ここ最近の傾向で言えば、ハンドは取られると思います。あとは、位置ですね」と言及し、実況・横内洋樹氏も「軸足もエリアの中ですし、手が当たった位置もエリアの中のように見えます」と補足した。

 そして、ハンドの笛が鳴ってから約3分後に主審が下した判定は、まさかのノーハンド。腕には当たっているが、自然な身体の動き・位置だったということになった。実況席の2人は驚きの声を漏らし、チュアメニは満面の笑みを浮かべた。アンフィールドにはリヴァプールサポーターからの大ブーイングが響き渡った。

 この判定に多くのファンはSNS上で「は?w」「ハンドないの?」「いやこれ取らないのはダメやろ」「待て待て待てハンドだろ」「エグすぎる」「不自然かどうかなんて判断できないだろ」「いやいやPKだろ!」「こんな判定あるん?」「ありえんやろ」と激怒。

 なかには「先にチュアメニの足に当たってから手なのか」「手には当たってるけど自然な位置だからセーフみたいなやつかな」と判定を支持する声もあるものの「PKじゃないのはまだ理解できなくはないけど、どう見たってこっちのコーナーだろ」「8割の審判がPKを取るような状況に見えた」「主審の説明は欲しいな」「主審の位置から見えにくかったわけでもなくPKと判断したのだからどういう理由で取り消しかは気になる」とファンにとっては最後まで疑問の残る判定となった。
(ABEMA de WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)