ロハスはプレッシャーのかかる場面で攻守で貢献した(C)Getty Images 今季のワールドシリーズの終盤、ドジャース…

ロハスはプレッシャーのかかる場面で攻守で貢献した(C)Getty Images

 今季のワールドシリーズの終盤、ドジャースのミゲル・ロハスが攻守で貴重な働きを見せ、チームの世界一に貢献した。ブルージェイズと争った今シリーズ、スタメン出場は6、7戦の2試合のみだったが、ドジャースを崖っぷちで踏みとどまらせる救世主となった。

【写真】ワトソンさんが投稿した顔を寄せ合う大谷翔平夫妻の写真を見る

 第7戦、3-4とビハインドで迎えた9回表、ロハスのバットから放たれたソロ本塁打によりドジャースが同点に追いつく。さらにその裏、一死満塁の絶体絶命の場面では、セカンドゴロを上手く処理しホームへの正確な送球でランナーを封殺。サヨナラ負けとなる失点を防いでいる。

 その後、延長戦に持ち込まれたゲームは、5-4でドジャースが制し連覇を達成した。まさに土壇場でのロハスの攻守によるプレーがチームを救う結果となった。だが、シリーズ終了後、その活躍は負傷を抱えながらのものだったことが伝えられている。

 米メディア『DODGERS NATION』が11月3日、「ロハスはワールドシリーズ第7戦に出場できなくなる寸前だった」と銘打ったトピックを配信。米紙『LOS ANGELES TIMES』のジャック・ハリス記者による、“スクープ”記事の内容を引用しており、「ロハスは数週間前に負った肋間筋の負傷を悪化させていた。悪化の原因は第6戦を締めくくった激しいダブルプレーだった」と綴っている。

 ドジャースが3-1で勝利を飾った第6戦、ブルージェイズの最後の攻撃となった9回裏、一死からのレフトフライの直後、左翼キケ・ヘルナンデスが二塁へ送球。ロハスが飛び出していた走者と交錯しながらボールを好捕し併殺を完成させ、ドジャースが逃げ切っている。ここでもロハスが紙一重のプレーを見せていた。

 さらに、ハリス記者による、「土曜日にロハスが目を覚ましたとき、左の胸郭が痛んでいた」「彼は腕を頭上に上げるのに苦労していた」という記述を紹介。

 その上で『DODGERS NATION』は、ロハスがデーブ・ロバーツ監督やドクターと協議し出場に至ったと説明し、「フィールド外での治療により、ロハスは攻撃面でも守備面でも、人生最高のパフォーマンスを発揮することができた」などと評している。

 また他にも、ドジャース専門サイト『FANSIDED Dodgers’ Way』でもこの一報を扱っており、「ドジャースの内野手ミゲル・ロハスは、ワールドシリーズ第7戦で同点ホームランを放ち、チームを救った。だが、あの劇的なスイングの裏には、知られざる痛みがあった」などとレポート。

 貴重なアーチとともに、9回裏のフィールディングも振り返り、「ロハスの働きは打撃だけではない。終盤には、守備での冷静なプレーで失点の危機を防いだ。派手さはないが、優勝を支えた確かなプレーだった」と評価を送る。

 同メディアは、「試合後、ロハスは肋骨の状態が悪化していたことを明かした。それでも『大丈夫』と自分に言い聞かせ、試合に出場したという。腕を上げることさえままならなかった男が、バットを一振りしてチームの命運を救った」と記し、その貢献度を称えている。

 勝利への希望を繋ぎとめたベテランは、シリーズを終えるまで表情を崩すことは無かった。多くの“主役”が生まれた今回のポストシーズンにおいて、ロハスも間違いなくその中の1人に数えられるはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】「真美子さん、いた!」ドジャース2年連続の優勝パレードに大谷夫妻で参加 リラックスした表情も「本当に、おめでとうございます」

【動画】3連覇の準備はできている!流暢な英語でスピーチを行った大谷の実際のシーン

【関連記事】ヤ軍が見誤った山本由伸の価値 衝撃連投に“495億円の出し惜しみ”を米記者が悔恨「ヤマモトはヤンキースが好きだった」