WRC第13戦ラリージャパン(愛知県・岐阜県、ターマック)の開幕を11月6日に控え、11月2日は愛知県名古屋市の久屋大通…
WRC第13戦ラリージャパン(愛知県・岐阜県、ターマック)の開幕を11月6日に控え、11月2日は愛知県名古屋市の久屋大通公園でフォーラムエイト・ラリージャパン応援フェス@Hisaya-odori Parkがスタート。ラリー1マシンで参戦するトヨタの勝田貴元とカッレ・ロバンペラ、ヒョンデのオィット・タナック、Mスポーツ・フォードのジョッシュ・マカリアンが登場した。この日は、今回のラリージャパンのトロフィーもお披露目された。
この日のステージイベントの後、勝田とロバンペラが合同取材に応じた。初めて公開された優勝トロフィーを見て勝田は「今回初めて公開されたトロフィーを見て、モチベーションが上がります。普段のラリーとやることは一緒ですが、『これを持ち帰りたい』という気持ちが一層強くなります。日本のトロフィーはいつも、芸術性も含め素晴らしいものを用意してくれるので、楽しみにしています」と意欲を語った。
ドライバーズタイトルに可能性を残しているロバンペラも「同感です。最近のトロフィーは同じようなものが多いですが、これは本当に特別だと感じましたし、ワクワクしました。ぜひ勝ち獲って、持ち帰りたいです」

ラリージャパンには、いつも情熱的なラリーファンが独自の応援方法で選手たちを激励する様子が世界のメディアにも高く評価される。この日も多くのラリーファンが集まった。そんな日本のファンについて印象を聞かれると、ロバンペラは「とてもいい印象を持っています。今日、ファンのみなさんと一緒に時間を過ごすことができ、本当にいい記念になりました。自分は日本に来るたびに、たくさんの人たちがいろんな会場で私たちを温かく迎えてくださることにすごく感謝していますし、みなさんが心から応援してくれていることを感じています」と感謝を述べた。

出身の愛知県を拠点とする母国イベントで自身初勝利への期待がかかる勝田は「自分は日本人なので、このラリージャパンで日本のファンのみなさんにお会いできるのは、より特別な思いがあります。どんな競技においても、日本のファンは、グッズを手作りで作ってくれたり、応援の仕方がすごくオリジナリティがあります。選手としてものすごくうれしいですし、海外から来る選手たちも、すごく温かく迎えられている感じがしてとてもうれしいと思います。自分としてもやっぱ日本人であることに誇りに思います」と日本のラリーファンを賞賛した。
今週のラリージャパンについて意気込みを聞かれるとロバンペラは「決意を持っていい戦いをしたいと思っています。チームと力を合わせてチャンピオンシップに臨み、自分の中にプレッシャーを感じながら最終的にはいい結果を出すことに集中して、頑張りたいです」と語った。
勝田は「自分としては、この日本で優勝することがまず一番の目標です。チームメイトの3人がチャンピオン争いをしていますが、彼らの争いに水を差すくらいのつもりで頑張ります。全員が全開で勝ちを獲りに来ると思うので簡単ではありませんが、そこで自分がどれだけのパフォーマンスを出せるかという点も自分ですごく楽しみですし、そこで結果を出したいというのが率直な思い。とにかく、思い切りすべてを出し切りたいです」