国際ラグビー選手協会(IRPA)によるトライ・オブ・ザ・イヤー2017の候補が、11月9日に発表された。選考委員会で候補リストに入ったのは、チームアタックで生まれた2つのトライと、個人技による2トライだった。 まずは、アルゼンチン代表のF…

 国際ラグビー選手協会(IRPA)によるトライ・オブ・ザ・イヤー2017の候補が、11月9日に発表された。選考委員会で候補リストに入ったのは、チームアタックで生まれた2つのトライと、個人技による2トライだった。

 まずは、アルゼンチン代表のFBホアキン・トゥクレットが6月10日のイングランド代表戦で挙げたトライで、CTBマティアス・オランドの突破から、WTBエミリアーノ・ボフェリとつながり、サポートしたFBトゥクレットがゴールへ駆け抜け地元サンフアンの観衆を喜ばせた。

 2つ目は、ニュージーランドに遠征したブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズのFLショーン・オブライエンが6月24日のオールブラックス戦で決めたトライ。こちらも、自陣深くからのチームアタックを得点に結びつけたもので、FBリーアム・ウィリアムズがチャンスメイクしたあと、CTBジョナサン・デーヴィス、WTBエリオット・デイリー、再びデーヴィスと継続し、オブライエンがフィニッシュした。

 3つ目は、8月にアイルランドで開催された女子ラグビーワールドカップから、優勝したブラックファーンズ(女子ニュージーランド代表)のエースWTB、ポーシャ・ウッドマンがアメリカ代表との準決勝で挙げた4トライのうちの1本。
 敵陣10メートルラインのスクラムからボールをもらったウッドマンは、鮮やかに抜けて5人のディフェンダーを振り切り、インゴール中央に飛び込んだ。

 そして4つ目は、U20ジョージア代表のSHゲラ・アプラシッゼが魅せたソロトライ。6月にジョージアで開催されたワールドラグビーU20チャンピオンシップの9位決定戦で、俊敏なアプラシッゼは自陣10メートルライン付近から抜けて軽快なフットワークでU20アイルランド代表を翻弄し、60メートルトライを決めた。

 以上4つから、ツイッター(twitter.com/worldrugby)でのファン投票で今年の年間最高トライが決まり、11月26日にモナコのモンテカルロで開催されるワールドラグビー表彰式で発表される。