NPBで確かな結果を積み上げてきた村上(C)Getty Images 激闘の余韻が冷めやらぬ現地時間11月2日、米球界で…

NPBで確かな結果を積み上げてきた村上(C)Getty Images

 激闘の余韻が冷めやらぬ現地時間11月2日、米球界では早くも来季に向けた各球団の補強に関する話題がトピックとなった。同日にはMLBの選手会が、今オフにFAとなる137選手のリストを公表し、移籍先を巡る議論も活発化した。

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 そうした中で注目を集めるのは、毎オフのように移籍市場の主役となってきたドジャースの動静だ。現地時間11月1日にブルージェイズとの激闘を制して21世紀に入って初となるワールドシリーズ連覇を成し遂げた“銀河系軍団”は、ヤンキース以来となる3連覇を果たすためのチーム強化の行方が注目される。

 レギュラーシーズンで怪我人が相次いだ投手陣のテコ入れや、内野手陣のビルドアップなど少なくない課題を抱えているドジャース。ゆえにありとあらゆる話題が飛び交っているわけだが、その情勢下で「理想的なタレント」として契約の可能性を論じられているのは、今オフにポスティングシステムを利用してのメジャーリーグ挑戦が決定的となっている村上宗隆(ヤクルト)だ。

 2022年に56本塁打を放ち、王貞治氏の日本人最多記録を58年ぶりに更新。NPBキャリア8年で、通算265本塁打、同OPS.951を叩き出した“日本球界最強のスラッガー”は、米球界においても垂涎の的となっている。すでに複数球団による獲得合戦も必至の情勢となっており、ヤンキースやメッツ、フィリーズ、マリナーズなどが有力候補として報じられている。

 当然ながらドジャースも諸手を挙げる球団の一つとして列挙される。今季に正三塁手としてプレーしたマックス・マンシーも来年8月に36歳となる。故障が続き、コンスタントにプレーできなかった現状を考慮すれば、その“後釜”として村上は十分すぎる素養を秘めているというわけだ。

 村上の動静を追っているMLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者は、アメリカン・リーグの匿名幹部のコメントとして「スイングには多くの欠陥がある。三振と四球の数はいくつかのチームに二の足を踏ませるかもしれない」と和製大砲の指摘。その上で「ムラカミを何度も視察したスカウトたちはメジャーリーグで通用するパワーは十分にあると言っている」と力説した。

 このフェインサンド記者のリポートを伝えた米誌『Sports Illustrated』は「ドジャースにはマンシーの後ろに使える選択肢があまりない」と分析し、「2025年の夏場に内野手不足に陥ったドジャースは、2026年に同様の事態を避けるべく、ムラカミの獲得に動く可能性がある」と断言した。

「23年に国際FAとなったヨシノブ・ヤマモトの力強い活躍でワールドシリーズを制したばかりであるドジャースは、ムラカミにとっても明らかに理想的な着地点となるチームだ。また、彼らはこれまでも国外からMLBで即戦力となり得る選手を獲得するために惜しみなく資金を投じる用意があることを示してきた。日本人スラッガーの獲得はドジャースにとって大きな強化となり、ワールドシリーズを防衛する上で、これ以上にない弾みになるはずだ」

 正式にポスティングが公示された暁には、契約金が高騰化する大争奪戦となるのは必至だ。村上の決断に世界が熱視線を向けるのは間違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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