11月3日、門別競馬場で行われた交流G3・JBC2歳優駿(ダ1800m)は、牝馬のタマモフリージアがゴール前の混戦を制…
11月3日、門別競馬場で行われた交流G3・JBC2歳優駿(ダ1800m)は、牝馬のタマモフリージアがゴール前の混戦を制してデビュー2連勝を飾った。鞍上の田口貫太騎手は「本当に真面目に走ってくれる子」と、相棒の走りを称えた。
JBC2歳優駿、勝利ジョッキーコメント
1着 タマモフリージア
田口貫太騎手
「こうして大橋先生の馬で勝てて本当に嬉しく思っていますし、応援していただいた皆様に感謝しています。レース前は少し気難しいところを出していたんですけど、ゲートに入って競馬に向かってからは本当に真面目に走ってくれる子で、最後も本当にギリギリだったんですけど、よく馬が頑張ってくれたかなと思います。少し出負けする形にはなってしまったんですけど、すぐリカバリーできて、1、2コーナーでは有力馬の後ろにつけられたのでいいかなと思っていました。まだ2戦目だったので、ゲートもどう出るか分からなかったですし、出てから他の馬の動きを見て考えようかなと思っていて、うまくいったかなと思います。本当にもう自分の馬もしっかり伸びてくれていたので、馬を信じて一生懸命追っていました。レースに行ってからはすごい真面目で、今日はキックバックも全然大丈夫でしたし、最後も自分のアクションにしっかり応えて走ってくれるところが強みかなと思います。こうして地方重賞を今年も勝たせていただいて本当に感謝していますし、まだまだ自分の中で足りない部分も多いと思っているので、もっともっと上を目指して頑張っていきたいなと思います。ずっとデビュー当時から沢山の馬に乗せていただいて、沢山迷惑もかけましたけど、まずはここで大橋先生とともに1つ大きなタイトルを取れて嬉しく思っています。(門別競馬場は)初めて来ましたけど、すごく寒かったです。北海道のファンはすごい熱いなとパドックから思いましたし、また来たいなと思います。今日は寒い中お集まりいただきありがとうございます。僕自身まだまだ成長しますし、馬とともにもっともっと勝てるように頑張りたいと思います。応援ありがとうございました」
レース結果、詳細は下記のとおり。
11月3日、門別競馬場で行われたJBC2歳優駿(Jpn3・2歳・ダ1800m)は、田口貫太騎乗の6番人気、タマモフリージア(牝2・栗東・大橋勇樹)が勝利した。クビ差の2着に3番人気のフルールドール(牝2・栗東・藤原英昭)、3着に8番人気のアヤサンジョウタロ(牡2・北海道・田中淳司)が入った。勝ちタイムは1:55.5(重)。
1番人気で西村淳也騎乗、シーズザスローン(牡2・栗東・松永幹夫)は4着、2番人気で今村聖奈騎乗、ジュウリョクピエロ(牝2・栗東・寺島良)は7着敗退。
【動画】タマモフリージアがデビュー2連勝…JBC2歳優駿じわじわと加速し、測ったように差し切り

JBC2歳優駿を差し切ったのは田口貫太騎手の2歳牝馬タマモフリージアだった。スタートはやや後手を踏むも、ポジションを取りに行き1コーナーを回ったところでインの4番手を確保。勝負所では早めに手が動き出したが、4コーナーで外に持ち出されるとじわじわと加速する。ゴール直前で2番手から先頭に躍り出たフルールドールを測ったように差し切り、嬉しい重賞初制覇となった。先行したフルールドールが2着、北海道競馬所属のアヤサンジョウタロが外から脚を伸ばし3着。今村聖奈騎手騎乗で注目を集めたジュウリョクピエロは4コーナーで内を回り前に迫るシーンもあったが7着までだった。
タマモフリージア 2戦2勝
(牝2・栗東・大橋勇樹)
父:ルヴァンスレーヴ
母:タマモエルドラド
母父:ゴールドアリュール
馬主:タマモ
生産者:岡田牧場
【全着順】
1着 タマモフリージア 田口貫太
2着 フルールドール 北村友一
3着 アヤサンジョウタロ 落合玄太
4着 シーズザスローン 西村淳也
5着 エンドレスソロウ 石川倭
6着 スターシップ 山本咲希到
7着 ジュウリョクピエロ 今村聖奈
8着 ケントン 丹内祐次
9着 トレモロ 阿部龍
10着 レーザーベルン 宮内勇樹
11着 タイセイシャルト 桑村真明