山本が見せた圧巻のパフォーマンスは、永遠に語り継がれるだろう(C)Getty Images 激闘の余韻が残るワールドシリ…

山本が見せた圧巻のパフォーマンスは、永遠に語り継がれるだろう(C)Getty Images
激闘の余韻が残るワールドシリーズでMVPに選出されたドジャースの山本由伸は、ポストシーズンを通じて圧倒的な投球を繰り広げた。5度の先発に加え、連覇を決めたブルージェイズとのワールドシリーズ第7戦では救援登板も果たし、クローザーの役割も担っている。エースとしてタフネスさも示しながらチームを世界一へと導いたそのピッチングは、メジャー史に深く刻まれるだけのスタッツを残すこととなった。
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ドジャースの情報を発信する『SBNATION TRUE BLUE LA』が山本のポストシーズンの成績を中心に、今季の活躍ぶりを改めて振り返っている。
山本はワイルドカードシリーズからワールドシリーズまで、今ポストシーズンで6度登板しており、5勝1敗の数字を残した。同メディアはこの勝利数の記録について、以下の様に説いている。
「ヤマモトはポストシーズンで5勝を挙げたドジャース初の投手であり、メジャー全体でもわずか5人目。
これまでに達成したのは、ランディ・ジョンソン(2001年、ダイヤモンドバックス)、フランシスコ・ロドリゲス(2002年、エンゼルス)、スティーブン・ストラスバーグ(2019年、ナショナルズ)、ネイサン・イオバルディ(2023年、レンジャーズ)だけだ」
同メディアは、10月における山本の投球イニングにも言及。「今ポストシーズンでの投球回数37回1/3は、球団史上3番目の多さ」と伝えており、「歴代で上回るのは1988年のオーレル・ハーシュハイザー(42回2/3)と、1981年のフェルナンド・バレンズエラ(40回2/3)のみだ」と続けた。
また、メジャー1年で臨んだ昨年のポストシーズンからの成績として、「27歳と2か月で、すでに通算ポストシーズン7勝。これはクレイトン・カーショウ(13勝)、フリオ・ウリアス(8勝)に次ぐ球団3位の数字である」と評している。
さらに同メディアは、レギュラーシーズン終盤での投球内容もフォーカス。9回二死までノーヒットを続けていた9月6日のオリオールズ戦からの数字を辿り、「あのノーヒッター未遂の登板からヤマモトは10先発(+リリーフ1登板)でわずか11失点(自責9)、防御率1.14、奪三振率28.9%、計71回1/3を投げ抜いた」として、ポストシーズンまでの記録を並べた。
同メディアは、この1年の山本の投球内容を振り返りながら、「今後、永遠にドジャースの伝説として語り継がれるだろう」などと綴り、そのパフォーマンスを称えている。もちろん、成し遂げた偉業の数々は、野球ファンの記憶にも長く残ることになるはずだ。まさに山本のメジャー2年目は、最後までその右腕で大きなインパクトを残したシーズンとなった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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