キケ・ヘルナンデスはアグレッシブなプレースタイルも魅力の一つ(C)Getty Images ドジャースは現地11月1日に…

キケ・ヘルナンデスはアグレッシブなプレースタイルも魅力の一つ(C)Getty Images

 ドジャースは現地11月1日に行われたワールドシリーズ第7戦でブルージェイズを延長戦の末に5-4と下し、球団初のWS連覇を成し遂げた。

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 勝負の第7戦では先発した大谷翔平が3ランを打たれながら、9回一死からミゲル・ロハスが値千金の同点弾を放つと、第6戦に先発した山本由伸が9回途中から登板。「中0日」のハードな状況から熱投し、2回3分の2を無失点、異例のWS3勝を挙げ、MVPを獲得。日本人選手では松井秀喜氏(ヤンキース)以来の快挙を達成した。

 また激闘から一夜明け、すでにチームは来季に向け動き出す。

 米大リーグ選手会は現地11月2日、今オフFAとなる137選手を発表。WS連覇を飾ったドジャースでは7選手が公示された。

 キケ・ヘルナンデス、マイケル・コンフォート、アンドリュー・ヒーニー、クレイントン・カーショー(引退)、マイケル・コペック、ミゲル・ロハス、カービー・イェイツの7選手。

 その中では、ドジャースの"お祭り男"アグレッシブなプレースタイルでも知られる、キケ・ヘルナンデスの去就にも注目が高まっている。

 米メディア『スポーツイラストレイテッド』はドジャースのFA7選手を紹介する記事を掲載。

 その中でキケ・ヘルナンデスに関して「ユーティリティ」と紹介。

 今季の成績を紹介しながら、「チームのムードメーカーとして知られるヘルナンデス」「今季の成績は振るわず、ワールドシリーズでも打率.179だった」と紹介。

 内外野のユーティリティで知られるキケ・ヘルナンデスに関してはロハスが復帰し、トミー・エドマンがユーティリティとして残留する場合、チーム内の役割がかぶることもあり、「ヘルナンデスはフリーエージェントとして放出される可能性が高いと見られる」と記す。

 シーズン打率は.203、10本塁打、35打点。WSでも打棒では貢献できなかったが、第6戦では9回、左翼からの猛チャージをかけた守備がチームに勝利をもたらす要因となった。

 またキケ・ヘルナンデスの長女ペネロペちゃんは今春の開幕「東京シリーズ」に帯同。すっかり日本好きになったと妻のマリアナさんが明かすなど、日本のファンにとってもなじみ深いプレーヤーの1人となっている。

 果たしてドジャースが誇るお祭り男は来季どのユニホームを着ているのか。引き続き、オフの去就が話題を集めていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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