◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント最終日(2日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6690yd(パー72)◇…
◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント最終日(2日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6690yd(パー72)◇曇り(観衆5641人)
6Iで放ったティショットが視界でピンと重なった。前半8番(パー3)、西村優菜の一撃はカップ手前1.5mにピタリ。直前の7番、同じクラブでの2打目がピンから右に離れていったミスをすぐに払しょくした。「イヤなイメージもあった中で、やりきれるようになったと感じた一打でした」。シーズン終盤、ラウンド合間の修正能力は確かに戻ってきた。
5アンダー16位で迎えたこの日は1番(パー5)で3m、2番で1.5mを沈める連続バーディで滑り出した。5番では5mを流し込み、8番の4つ目に繋げた。首位に2打差に迫って「トップも見える位置でエンジンをかけていきたかった」という後半は伸ばせなかったものの、2日連続の「68」。通算9アンダーで日米を通じて今季初のトップ10入りを決めた。
米女子ツアーの年間ポイントレースで低迷し、来季の出場権確保が危うい。アジアシリーズに出られず、「富士通レディース」からの国内ツアー3連戦は予選落ち、36位、そして10位と尻上がりに状態を上げた。「少しずつですけど自信を持てるようにもなってきた。良い3週間だったなと思います。今週は1日目に『パターが…』と思ったけれど、ポジティブに考えて修正できた。成長を感じられたポイントでした」と前向きな自分がいる。
2週後の「アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン」(フロリダ州ペリカンGC)の出場優先順位は現在フィールドの108人中、105番目に位置する。「最後に(上位選手に)エントリーされたら(フィールド漏れで)ガーン!ってなっちゃうんですけど、出られた時のためにしっかり準備したい」。視線は早くから12月4日に始まるQシリーズ(予選会)ファイナルステージ(アラバマ州マグノリアグローブGC)に向けている。
やっぱり母国は「最高」だ。「ご飯もおいしい、トイレもキレイ!」。ほとんどのケースでロープサイドが閑散とする米女子ツアーとは違い、どこでプレーしていても、ファンクラブをはじめとしたたくさんの来場者が見守ってくれる。「きのうのインコースのスタートでも、本当にたくさんギャラリーの方がついてくださった。なんか、涙が出そうでした」。泣くのをこらえて主戦場へ。まだ、帰ってくるわけにはいかないんだ。(埼玉県飯能市/桂川洋一)