◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント最終日(2日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6690yd(パー72)◇…
◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント最終日(2日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6690yd(パー72)◇曇り
来シーズンを占う最終局面を前にして、渋野日向子は笑うことができた。「これだけ安定してゴルフができたのは久々。この2日間はたぶん、ことしで一番良いゴルフができたんじゃないかと思えるぐらいの内容だった」。国内ツアー4連戦の最後の週末は2日続けて5バーディ「67」。ボギーのない36ホールから溢れる充実感を噛み締めた。
米女子ツアーのアジアシリーズに出られず、日本でスポット参戦を続けた4週間。初戦の「スタンレーレディスホンダ」から予選落ち、40位、47位と低迷した後、“ラストゲーム”で安どした。通算8アンダーの13位フィニッシュは初日2オーバー73位から見せた懸命のカムバックが光る。
連日“裏街道”を回り、31位から出たこの日は前半インで2バーディ。折り返し後の1番(パー5)、2番といずれも下りのラインを読み切り、3連続バーディを決めた。ホールを進めるたびに顔が上がり、一打へのリアクションも大きくなる。唯一パーオンに失敗した5番は花道からのアプローチの後、1mを沈めてパーセーブ。6番では左ラフからのミスショットが追い風にも助けられてグリーンに残り、5mのストレートラインを流し込んで胸をなでおろした。
最終9番(パー5)こそ短いバーディチャンスを作れず悔しがったが、慰めや労いではない、好プレーへの拍手がうれしい。「スタンレーの予選落ちからスタートして、トップ発進(富士通レディース)があったりしましたけど、良い終わり方ができた」と深くうなずいた。
次週の「TOTOジャパンクラシック」(滋賀・瀬田GC)は現在、補欠選手の4番手。「行った方が後悔しないかなと思うので、(会場に)行こうかなとは思っています」と現地待機も辞さない覚悟だが、シーズン中の来季出場権獲得は翌週以降に望みをかけるのが現実的と言える。“一発逆転”には現段階で「アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン」(フロリダ州ペリカンGC)でのトップ5前後の成績が必須。12月のQシリーズ(予選会)ファイナルステージ(アラバマ州マグノリアグローブGC)も見据えた戦いになる。
国内ツアーでの好成績はもちろん、主戦場でのランキングに直接的な影響は及ぼさない。それでも代えがたい収穫がある。「先が明るいなと思える終わり方ができた。4試合やって良かったなと思いました」。つかんだものは米国でぶつけてくる。(埼玉県飯能市/桂川洋一)