プロバスケットボールBリーグ1部(B1)の三遠ネオフェニックス(愛知県豊橋市)は、2027~28年シーズンも新たな最上…

 プロバスケットボールBリーグ1部(B1)の三遠ネオフェニックス(愛知県豊橋市)は、2027~28年シーズンも新たな最上位カテゴリー「Bプレミア」に所属し続けることが決まった。三遠が本拠とする予定の新アリーナ整備が遅れているが、制裁金3千万円の支払いを条件に、ライセンスの継続保有が認められた。リーグが10月30日、発表した。

 Bリーグは来秋開幕の26~27年シーズンから、現在のB1を「Bプレミア」、2部(B2)を「Bワン」、3部(B3)を「Bネクスト」にそれぞれ再編。競技成績ではなく、売上高や平均入場者数でカテゴリーが決まる制度とする。Bプレミア所属の条件として、28年秋までに客席5千以上やスイート室を備えるアリーナの用意を求めてきた。

 三遠は23~24年、24~25年シーズンとB1中地区を連覇した強豪。だが、16年のBリーグ発足から本拠地としてきた豊橋市総合体育館が客席数などの基準を満たしておらず、28年秋からは市で計画中の多目的屋内施設(新アリーナ)を本拠地とすることを前提に、初年度の26~27年シーズンはBプレミアへの所属が認められていた。

 だがその後、新アリーナ計画は昨年11月、事業に反対していた長坂尚登市長の就任で中断。28年秋までの開業が難しくなり、三遠は下部カテゴリー降格の恐れもあった。

 今回のリーグによる審査で、計画遅れの原因がクラブにないことや、夏の住民投票を経て市がアリーナ整備を再始動させ、29~30年シーズン開幕までの開業に見通しが立ったことなどから、リーグは「開業時期の遅延は合理的な理由による」と判断。28年秋までに新アリーナを用意できなかったことへの制裁金の支払いを条件に、三遠に「Bプレミアライセンス」の継続保有を認めた。

 三遠はリーグの決定を受け、「地域の皆さまの支えと、クラブ・自治体・事業者が一体となって取り組んできた成果」とした。制裁金3千万円はすべてクラブが支払う予定というが、三遠の24~25年シーズンの当期純利益1644万円を上回る額だ。「我がクラブにとって、大きな支払いであることは事実」とした。

 一方、アリーナ計画への賛成が多数となった住民投票の結果を尊重し、計画を前に進める長坂市長は「本市としても、引き続き地域のみなさまとともに応援してまいります。三遠地域がより一層盛り上がることを期待しております」とコメントした。

 愛知県内に本拠地を置くクラブでは、シーホース三河(刈谷市)と名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(名古屋市)の27~28年シーズンのBプレミア所属がすでに決まっている。(松本敏博)