<令和7年度 秋季東京都高等学校野球大会:関東第一10―2東海大高輪台(7回コールド)>◇1日◇準々決勝◇スリーボンドス…
<令和7年度 秋季東京都高等学校野球大会:関東第一10―2東海大高輪台(7回コールド)>◇1日◇準々決勝◇スリーボンドスタジアム八王子
東海大高輪台は3回戦で二松学舎大付に逆転勝ちして勢いに乗る。しかし関東第一は序盤から試合の主導権を握り、東海大高輪台に付け入るスキをほとんど与えなかった。
関東第一は足の速い選手が多いが、盗塁はそれほど多くない。しかしこの試合では、初回から仕掛けてきた。1回裏関東第一は1番・佐宗 悠樹外野手(1年)が死球で出塁すると、すかさず二盗。2番・鈴木 将生内野手(2年)の投ゴロで三塁に進む。「相手の守備位置をみて、強いゴロを打つことを意識しました」と言う3番・田澤 心内野手(2年)が遊撃手を強襲してレフトに抜ける適時打を放ち、関東第一が1点を先制する。50メートルが6.1秒の田澤も二盗し、さらに東海大高輪台の先発・新宮 諒(2年)が立て続けにボークをして田澤も生還する。
2回裏は敵失で二塁に進んだ6番・柴﨑 壮佑捕手(1年)が犠打と犠飛で生還して1点を追加。3回裏も敵失絡みで2点を追加する。
関東第一は横手投げの小林 悠太(2年)が先発。序盤3回を被安打1の無失点に抑えたが、4回表東海大高輪台は二死一塁から4番・中川 陽輝内野手(2年)の二塁打で1点を返す。さらに1死球、1安打で満塁となる。逆転勝ちした2回戦の二松学舎大付戦に似た追い上げムードになったが、7番・遠藤 勇翔外野手(1年)は二ゴロに倒れ、反撃が続かない。
その裏関東第一は二死二塁から3番・田澤が左前安打を放って1点を追加。5回裏は代打・成合 瑛二郎外野手(2年)の二塁打などで1点を追加する。さらに6回裏には無死一塁から当たっている3番・田澤の三塁打で1点。続く4番・井口 瑛太内野手(2年)も三塁打を放ち1点。さらに走塁妨害もあり1点を追加して10―1とする。
関東第一は5回表からエースの石井 翔(2年)を投入。7回表に2つの四球が絡んで1点を失ったが10―2の7回コールドが成立した。
関東第一としては大勝ではあるが、「エースの石井が簡単にフォアボールを出してしまう。勝ったけれども課題があります」と米澤 貴光監督は厳しく評価する。それでも3番・田澤は4打数3安打。凡打の1打席も敵失で出塁しており、4打席全てで出塁している。田澤は1回戦は3打数2安打、2回戦は3打数3安打に犠打1、3回戦は4打数1安打に終わったが、「この1週間、とにかくボールを数多く打ちました」といった練習の成果か、準々決勝も打ちまくった。そんな田澤について米澤監督は、「いい加減なところがある。やりそうでやらない」と手厳しい。もっともそれは、評価し、期待しているからこその発言だ。関メディベースボール学院中等部出身の田澤は西宮市の出身で、甲子園球場から徒歩20分くらいの所で育った。
守備と走塁を重視する関東第一の野球に憧れて入学した。近くでみて育った甲子園行きを確実にするには、あと2勝が必要だ。