近本は阪神のリードオフマンとしてチームを支えてきた(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext 今季…

近本は阪神のリードオフマンとしてチームを支えてきた(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext

 今季のFA有資格者が権利行使のための申請が10月31日からスタート。有資格者は11日までに在籍球団に意思を伝えれば、翌12日に宣言選手として公示され、他球団と交渉が可能となる。

【FA2025】大目玉・阪神近本の去就はどうなる!?『注目度は低いが手を挙げれば間違いなく争奪戦!!』全球団が欲しがるCランクの選手が!!今年のFA戦線を語る【プロ野球】

 選手にとっては長年頑張った証であり、近年はファンも選手の意思を尊重する流れもある。今オフはどれだけの選手が宣言を行うかも注目となる。

 またFA選手の去就をめぐっては球界内からも考察の声が上がっている。

 元日本ハムのエース、現在は野球解説者として活躍する岩本勉氏は自身のYouTubeチャンネルに10月31日に「【FA2025】大目玉・阪神近本の去就はどうなる!?『注目度は低いが手を挙げれば間違いなく争奪戦!!』全球団が欲しがるCランクの選手が!!今年のFA戦線を語る【プロ野球】」と題した動画を更新。今オフのFA選手について独自の見解を語っている。

 今季セ・リーグの優勝チームとなった阪神ではベテラン捕手の梅野隆太郎も複数年契約が終了し、FAイヤーとなる。

 岩本氏は本人が宣言すれば「キャッチャーってめちゃくちゃどの球団も欲しいから いい契約取るんじゃない?」と争奪戦になる可能性もあるとした。

 今季は主戦捕手を坂本誠志郎が務め、出場機会は減少したものの、「ここまで一線でできれば、40歳までできる」と梅野といえば、日本一に輝いた2023シーズンで主戦捕手としてチームをけん引したことなどもあり、キャリアが自身を助けると見る。

 そしてリードオフマンの近本光司に関しては5年25億円規模の大型契約もささやかれながら「お金をしっかり積んでも元取れる選手 男前でプレースタイルもシュアで」としっかり今後も働ける選手であると太鼓判。

 さらに宣言すれば、獲得に動きそうな球団に関しても目を向けた。

 「これ、巨人の丸は2年契約の2年終わったんでしょ?」と、今季で変動契約の2年が終わる巨人の丸佳浩に目を向けながら、丸に関しては「パフォーマンス落ちているってわけじゃないんですけど」としながら、「パフォーマンスの移り変わりは現実あるわけじゃないですか」とコメント。今季は90試合に出場、打率.267、6本塁打、26打点。

 走攻守にすぐれた選手として長くチームを支えてきたエイトマンも、来季で37歳シーズンとなる。年齢を重ねてきたこともあり、「そう思ったらよく似たタイプの脂のっている選手といえば近本じゃない?」として、「(獲得に動く)可能性あるね」と仮に近本が宣言すれば、触手を伸ばす可能性もあるとした。
 
 動画内ではほかのFA選手の去就に関しても語っている。 

 レギュラーシーズン3位に終わった巨人は今季リーグ1位の阪神に大きく差をつけられた。センターラインを固められず、チームの大事なリードオフマンも結局、固定できずに終わったとあって、虎のプリンスは補強ポイントに合致する。

 近本は今季も32盗塁で4年連続6度目の盗塁王と衰えぬ足も大きな武器となる。プロ7年間で通算打率.288と高いアベレージを誇り、球界を代表するスラッガーの1人だ。
 
 阪神にとっても長くチームを支えてきた背番号5の流出は何としても避けたいところ。ただ昨年もチームでは大山悠輔のFA権行使をめぐって、結局宣言残留となったが、巨人相手にし烈な争奪戦をくり広げた経緯もある。

 果たしてまもなく始まるFA戦線で今季はどんなドラマが生まれるのか。引き続き、各選手の去就に注目が集まっていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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