◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント2日目(1日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6690yd(パー72)◇…
◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント2日目(1日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6690yd(パー72)◇曇り(4543人)
最終組が中盤ホールに差し掛かった第2ラウンドの途中、リーダーボードの上位に後藤未有、佐藤心結、阿部未悠の名前が並んだ。ことしの「AIG女子オープン」(全英女子)でメジャー初制覇を飾った山下美夢有(やました・みゆう)をはじめ、昨今の女子プロには「みゆう」と「みゆ」の活躍が目立つ。
山下は「美しい夢」に母・有貴さんにちなんで一字が加わり美夢有になったそう。では、他の選手たちはどうだろう? 通算11アンダーの単独首位でツアー初勝利に王手をかけた後藤をはじめ、3人に名前の由来を聞いてみた。
後藤未有(ごとう・みゆう)
読んで字のごとく、「未来が有る」がルーツ。“名付け親”は14歳差の姉・美香さんだったという。「お姉ちゃんが当時、読んでいたマンガに未有という名前のキャラクターがいたらしくて。字数も良くて、そうなったらしいです」
アルファベット表記は日本女子ツアーでの登録はMIYUだが、パスポートはMIYUUだそう。山下は日本ツアー登録がMIYUUなのだが、米女子ツアーではパスポートと表記をそろえてMIYUにした。
阿部未悠(あべ・みゆう)
近年のみゆう・みゆブームに「変化球で“あみゆ”(尾関彩美悠)もいますからね」と、うなずく“みゆう”は主に母・早苗さんのチョイス。おおらかで平穏、自由な広がりのイメージを持たせる悠の字を、未来と合わせた。
こちらはMIYUではなく、MIYUUが登録名。「そこにはこだわりがあって、パスポートもMIYUUに変えたくらい。ABEも短いので」。コースメモのカバーにもアルファベットで名前をしっかり刻んでいる。
佐藤心結(さとう・みゆ)
「心を結ぶ」を合わせた“みゆ”は「両親、母がメインで考えてくれたらしいです。いろんな方、たくさんの方と結ばれる、繋がれるように」という想いから。初見で正確に呼んでくれる人は少ないが、「心」の「み」の読み方は近年、定着した。
同じ漢字の名前は少ないとはいえ、読み方で「同姓同名の子も学生にいました。その子と同じクラスになることは絶対になかったですけど」。さすが佐藤姓…。
日本女子プロゴルフ協会調べでは、JLPGA会員で最も多い名前は「ゆうこ」(森口祐子、三塚優子ら)でティーチングプロを含めて24人いる。2番目が22人の「ようこ」だ。「みゆ」は5人で佐藤の他に新海美優、中井美有、山戸未夢、荒木美友と全員漢字が違う。「みゆう」は現在のところ、山下、後藤、阿部の3人だけだった。
ホールアウト後の忙しいときに話を聞かせてくれた3人に共通していたのは、全員が自分の名前を「気に入っています」「大好きです」と胸を張って言ったこと。名付けた人にとって、それほどうれしいことはない。(埼玉県飯能市/桂川洋一)