◇国内男子◇フォーティネット プレーヤーズカップ 3日目(1日)◇成田ヒルズCC(千葉)◇7137yd(パー71)◇曇り…

◇国内男子◇フォーティネット プレーヤーズカップ 3日目(1日)◇成田ヒルズCC(千葉)◇7137yd(パー71)◇曇り(観衆1172人)
ラッキーもあれば、会心の一打もあった。32歳の佐藤大平がツアー自己ベストに並ぶ「62」をマーク。通算16アンダーまで伸ばし、悲願の初優勝へ初めて首位で最終日を迎える。
最難関の前半4番(パー3)は7Wでピンに絡めてバーディを奪うなど前半で4つ伸ばし、後半12番(パー5)では「めちゃくちゃラッキーでした」と振り返るチップインイーグルを決めた。グリーン左奥、逆目のラフを警戒して強く入ったアプローチがピンに当たってカップに消え、こぶしを握った。

16番は右に大きく曲げたと思ったショットが、林を越えて隣接する14番のティイングエリアまで。「前も(遮るものが)ないですし、なんならティイングエリアでプリファードライもできて…。あれもラッキー」と笑う状況から、難なくバーディトライにつなげることができた。
バーディラッシュの良い流れを運も味方につけて手放さず、池が絡むタフな最終18番は完ぺきなプレーで締めくくった。きっちりフェアウェイを捉え、残り167ydからの2打目は7番アイアンのライン出しでピンそば1.5mにピタリ。3打差を追うスタートから、終わってみれば後続に3打差をつけた。

オフからのトレーニングがハマってドライビングディスタンスで前年273.13ydから281.47ydとパワーアップに成功した今季だったが、夏場に4試合連続の予選落ちも経験してすっかり自信喪失。基礎的な練習に立ち返り、試合中でも飛ばして無邪気に喜んでいた自分を戒めてスコアメークへの意識を高めることで結果も上向いてきた。
ここまで1981年、97年に並ぶシーズン最多9人の日本人優勝者が誕生し、そのうち自身より年上は小西たかのりだけ。「それを気にする余裕もなかった」という苦しい中盤戦でも励みになったのは、いつも練習ラウンドを一緒に行う元賞金王・比嘉一貴の存在だ。今季3シーズンぶりの優勝を飾り、アジアンツアーでも大活躍する東北福祉大の後輩には「それじゃダメですよ」とハッキリ指摘されることもあるとか。「でも、あいつが僕を気にかけてくれて、あれだけ勝っているのはすごく刺激になっています」。逃げ切って恩に報いたい。(千葉県栄町/亀山泰宏)