◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント初日(31日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6690yd(パー72)◇…
◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント初日(31日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6690yd(パー72)◇曇り(観衆3279人)
開幕前の18番(パー5)で、渡邉彩香は入念にチップショットを繰り返していた。「ここ数年は3Wで2オンを狙って、グリーンの右に外してからアプローチをするパターンが多くて」。その心配は初日、杞憂に終わる。この日の最終ホール。残り215yd、左足下がりのライから放った2打目をピン左4mに止めイーグルで締めくくった。
会心のセカンドショットは3Wではなく3UTを握った。直前の1Wでの一打もそれだけ納得いくものだったということ。5アンダー3位発進を呼び込む「67」のスコアカードだけでなく、「久しぶりによく飛んだ」という感触が心地いい。
7月「大東建託・いい部屋ネットレディス」では“諸刃の剣”であるビッグドライブをあえて封印し、思い入れいっぱいのホステス大会を制した。それからは改めて1Wショットの精度向上に取り組み、飛距離アップの望みも捨てていない。
2015年大会のチャンピオンは武蔵丘CCで再び持ち味を生かす考えでいる。「ティショットがある程度、フェアウェイに行って、距離が出た方が絶対にいい。(カップに)『近けりゃ、近いだけ良くない?』というところも私はあるので」という積極策こそが信条。「ティショット、アイアンが結構良かったので、ピンを多少(サイドに)振られても狙った。絶対ダメなところだけ気を付けてます」とノーボギーでまとめてみせた。
32歳になったところで、「自分らしいスタイルがちょっと確立でき始めた」とすら思うほど若々しい。「曲がっても、そこから頑張ってパーを獲ればイイ。良いショットをしたときはガンガン攻めていけばイイ。そういう、メリハリみたいなことが最近ちゃんとできるようになってきたと思います」。ルーキー4人がトップ10に名を連ねたリーダーボードでベテランが気を吐く。(埼玉県飯能市/桂川洋一)