【日本シリーズ】阪神 2-3 ソフトバンク(10月30日/甲子園球場)【映像】甲子園悲鳴…柳田、衝撃の“逆方向”同点弾(…

【日本シリーズ】阪神 2-3 ソフトバンク(10月30日/甲子園球場)

【映像】甲子園悲鳴…柳田、衝撃の“逆方向”同点弾(実際の様子)

 福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐外野手が、衝撃の逆方向弾を叩き込んだ。"セ"界最強リリーバーから放った豪快アーチに、甲子園球場からは悲鳴が上がった。

 3連勝(1敗)で5年ぶり12回目の日本一に王手をかけたソフトバンク。この日はエースの有原航平投手が中4日でマウンドに上がるも、2回に先制を許す展開となった。5回にも1点を奪われて試合は終盤に突入する。すると8回、今季53試合に登板して自責点はわずかに1、防御率0.17の“セ”界最強リリーバーである石井大智投手との対戦を迎えた。先頭の嶺井博希捕手がヒットで出塁し、続く代打のダウンズ内野手は三振に倒れて、1死一塁で柳田が打席に入る。

 するとその初球、石井が投じたアウトローへの150キロのストレートをスイング。バキッという破壊音と共にバットから弾き出された球はぐんぐん伸びてレフトポール際に着弾。貴重な同点2ランホームランとなった。衝撃の逆方向弾に甲子園球場からは悲鳴のような声が上がる。一方、4月4日の読売ジャイアンツ戦以来209日ぶりの失点となった石井は、マウンド上でガックリと肩を落とし、両膝に手をついた状態で固まってしまった。

 ABEMAで解説を務めた阪神OBの西岡剛氏は打った瞬間に「危ない」と一言。同じく解説で阪神OBの糸井嘉男氏は「行ったわ。えぐっ」と驚きの声をあげる。さらに西岡氏は「これをファールにせず一振りで決める柳田選手がすごい」と脱帽した。

 またABEMAのコメント欄やSNSは「ギータ!!!!」「柳田バケモノやろ!ここで逆方向に叩き込むんか?」「やばい泣きそう涙 ギータ!!!」「ギータにはこれがあるんよ!」「あのスイングで入るんか?」「あのバッティングで切れないでちゃんとフェアゾーンに入れるのすごい」「理解不能なバッティング」「意味不明なんだがw w w」「今季は怪我で苦しんだ柳田の流石と言える一発」など称賛のコメントで溢れている。

 今季の柳田は怪我の影響もあり20試合の出場で、打率.288、4本塁打、9打点の成績に終わった。しかし終盤に復帰するとクライマックスシリーズでも23打数7安打、1本塁打、打率.304の好成績を残し、日本シリーズでも22打数10安打、1本塁打、打率.455と驚異的な数字を残している。

 なお試合は柳田のホームランで2ー2に追いついたソフトバンクが、延長11回に野村勇内野手のホームランで逆転。そのまま逃げ切り5年ぶり12回目の日本一に輝いている。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)