藤川阪神が3連敗と追い込まれた(C)産経新聞社 10月29日に甲子園で行われた「SMBC日本シリーズ2025」第4戦はソ…

藤川阪神が3連敗と追い込まれた(C)産経新聞社
10月29日に甲子園で行われた「SMBC日本シリーズ2025」第4戦はソフトバンクが阪神を3-2と下し、3連勝、30日に行われる第5戦も勝てば日本シリーズ制覇となる。
【日本シリーズ解説】ソフトバンクが日本一へ王手!緊急登板に畠を起用した理由は?近藤の打席で阪神の守備隊系は”ヘッドコーチならどう指示を出す?”追い込まれた阪神…速報でお伝えします!
この日も流れはソフトバンクにあった。阪神先発の高橋遥人に対し、主砲の山川穂高が2回先頭の第1打席で外角直球を捉えて3戦連発となるアーチをかけた。
同一シリーズでの3戦連続アーチは球団では2000年ダイエー時代の城島健司氏以来の快挙となった。
さらに1-0の5回一死満塁の場面では2番手の畠世周から柳町達がしっかり犠飛を決め、2点目を奪う。そしてソフトバンクの勝負手となったのが6回二死二塁の代打だった。
ここでソフトバンクベンチは近藤健介を送り出す。1ボールからの2球目、桐敷拓馬のツーシームをコンパクトに振り抜き、右前に運び、貴重な3点目を奪う。左わき腹痛の影響もあり、守備につけないが、ここぞという場面で結果を残した。
一方の阪神は安打は出ながら、得点に結びつかない。終盤の8回に2点を奪い、1点差まで追いつくも、悔しい3連敗となった。
レギュラーシーズンをぶっちぎりの優勝で飾った阪神の劣勢には球界内からも考察の声が上がっている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は10月29日に自身のYouTubeチャンネルに「【日本シリーズ解説】ソフトバンクが日本一へ王手!緊急登板に畠を起用した理由は?近藤の打席で阪神の守備隊形は"ヘッドコーチならどう指示を出す?"追い込まれた阪神…速報でお伝えします!」の動画を更新。元阪神ヘッドコーチを務めた片岡篤史氏をゲストに招き、日本シリーズ第4戦の内容に考察を加えている。
日本シリーズの阪神の戦いぶりに関して片岡氏は「ヒットは出ているけど佐藤(輝明)以外、長打が出ていない」として、長打力を発揮する打者が少ないことも劣勢になっている要因とした。
高木氏は下位打線に目を向ける。シーズン中は5番まで不動のオーダーで固め、柔軟に若手選手も起用し、勝ち星を積み上げてきた藤川阪神だが、短期決戦の日本シリーズでは「6番以降、もっと積極的に代打を送るとかしたほうがいい」とベンチワークで助ける方法もあげた。
ベンチの構成に関しても糸原健斗、原口文仁などポストシーズンの経験豊富なベテランの起用も「経験値というのがあるから ベンチに置いておくと使い勝手がいいのかな」と検討の材料になるとした。
また追い込まれた阪神の要因に高木氏は「(打順)固定の怖さ 柔軟性がなくなる」と、短期決戦ならではの柔軟な用兵も必要になると指摘。
「ソフトバンクは柔軟性持っている 近藤いくのか正木いくのか」と代打策にしても豊富なバリエーションを持っているソフトバンクが有利になっているとした。
また片岡氏はソフトバンク選手に負けん気もあったのではないかと指摘。
「戦前は阪神有利という中で、ソフトバンクの選手は『何やねん!』」と、日本シリーズ前の下馬評が阪神有利という見方もあったことで、負けん気に火をつけた可能性もあると指摘。
レギュラーシーズンをぶっちぎりの優勝、またCSファイナルSも無傷の3連勝(アドバンテージ含め4勝)で日本シリーズに駒を進め、「最強阪神」の呼び声強かったタイガースの存在が、ソフトバンクナインの闘志に火をつけたという見方を示した。
ソフトバンクは昨年の日本シリーズでもDeNAにまくられたとあって、"今年こそ"の気持ちも強いとした。
さらに片岡氏はシリーズの分かれ目となったポイントに「初戦ポンと勝てたことで」勢いに乗っていくかと思われたが「2戦目のあのゲームで一気に流れを変えてしまって 山川を起こしてしまった」とコメント。
シリーズ2戦目の先発を阪神は8月以来の登板となったジョン・デュプランティエを立ててきたが、2回途中7失点KOと乱調。後を継いだ2番手の岩貞祐太が山川に2回二死一、二塁から左中間へ3ランホームランを許した。
この試合から山川は3戦連続と完全に調子を上げてきている。短期決戦では相手主軸を眠らせておくことが大事となるが、この試合の起用もシリーズ全体の流れを決める分岐点になったと見る。
いずれにせよ阪神は30日の第5戦で敗れれば、日本シリーズ敗退が決まる。意地を見せられるか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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