卓球の「WTTチャンピオンズ・モンペリエ」は29日、2日目が行われた。女子シングルスでは初日に続き有力選手が敗退しており…

卓球の「WTTチャンピオンズ・モンペリエ」は29日、2日目が行われた。女子シングルスでは初日に続き有力選手が敗退しており、波乱が続いている。

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■中国トップ2が不在の今大会

女子は世界ランキング1位の孫穎莎、2位の王曼昱のトップ2が不在の中、28日の初日には第1シードの陳幸同がベルナデッテ・スッチ、第7シードの伊藤美誠(スターツ)がエリザベタ・サマラと、それぞれルーマニア勢に敗れ、中国と日本の上位候補が初戦で姿を消した。

2日目となった29日も有力選手の敗退が続いた。第2シードで世界ランキング4位の蒯曼(中国)は、同36位の金娜英(韓国)と対戦。第2、3ゲームを奪い先に王手をかけたが、韓国の次世代を担う20歳の反撃に遭い、ゲームカウント2-3で敗れた。

さらに、連覇を狙った同13位の大藤沙月(ミキハウス)は、同40位のゾン・ジエン(シンガポール)と対戦。互いにゲームを奪い合う接戦となったが、最終第5ゲームは5連続ポイントを奪ったゾン・ジエンの一方的な展開に。大藤は2-11で落とし、フルゲームで敗戦。昨年優勝を飾った日本の21歳も初戦で姿を消した。

大藤沙月(C)WTT

WTT公式サイトは「信じられない光景:ゾン・ジエンがモンペリエのディフェンディングチャンピオン、サツキ・オオドウをノックアウト」と題した記事を掲載。「WTTチャンピオンズに初出場したゾンは、逆境を克服し、昨年、劇的な形で日本のセンセーションを巻き起こしたサツキ・オオドウを破り、観客を驚かせた」と述べ、前回覇者に対してのサプライズを報じた。

初日に続き2日目も有力選手の敗退が相次いだ女子シングルス。混戦模様となっているフランス・モンペリエでの優勝争いの行方に注目が集まる。

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