<2025年10月28日(火)~11月2日(日)WTTチャンピオンズモンペリエ@フランス>卓球の国際大会WTTチャンピオ…

<2025年10月28日(火)~11月2日(日)WTTチャンピオンズモンペリエ@フランス>

卓球の国際大会WTTチャンピオンズモンペリエの大会初日(28日)女子シングルス1回戦が行われ、ルーマニアのサマラ(世界ランク31位)が日本の伊藤美誠(同9位)をゲームカウント3-2(11-9、5-11、3-11、11-9、11-9)で破り、2回戦進出を果たした。

第1ゲームを先取したサマラは、その後第2ゲーム、第3ゲームを落として追い込まれる展開となったが、第4ゲームを11-9で取り返す。

最終第5ゲームでは9-9からネットインの幸運にも助けられ連続ポイント。粘り強いプレーでフルゲームの接戦を制して格上から金星を挙げた。

試合後、サマラは「実はドロー(組み合わせ)を見ないようにしていたんです。いつも見た時は運が悪いので、母や友人に確認してもらっていました。でも結局、今回も厳しい相手でした(笑)。"試合してすぐ帰るだけ"と思っていたけど、練習してみると少しチャンスを感じました。第1ゲームを取った時に"もしかしたら勝てるかも"と思ったんですけど、その後は彼女に圧倒されました。最後はちょっとラッキーでしたね」と試合を振り返った。

これまで伊藤には何度も敗れてきたというサマラは、「昨年のマカオでも、2年前も負けていたので本当に信じられない」と笑顔で語った。

同じルーマニア代表のセーチ(同19位)が世界ランク3位の陳幸同(中国)を破ったことにも触れ、「みんなが誰にでも勝てる時代。昨日セーチに"あなたの方がチャンスあるよ"と言ったんです。彼女は以前に勝ったことがありましたから」とチームメイトの活躍を喜んだ。

さらに「ここ最近はどの大会でも初戦敗退が続いていて、自分のレベルが分からなくなっていました。でもこの勝利で自信を取り戻せました」と語り、久々の白星に充実した表情を見せた。

この勝利でサマラは、世界トップ10の伊藤美誠を破っての2回戦進出。苦しい時期を乗り越えてつかんだ価値ある一勝となった。

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