ミラノ・コルティナ冬季オリンピック(五輪)開幕まで100日となった29日、パラリンピックを含めた日本選手団の公式ウェア…
ミラノ・コルティナ冬季オリンピック(五輪)開幕まで100日となった29日、パラリンピックを含めた日本選手団の公式ウェアが東京都内でお披露目された。選手は表彰式や選手村などで着用し、屋外用と屋内用の2種類が用意された。
基調色にはこれまでと同様、昇る太陽をイメージした赤とオレンジの中間のような「サンライズレッド」を採用。さらに、赤と組み合わせて流水模様がデザインされた。
手がけたのはスポーツ用品大手アシックスで、絶えず流れる水の様子から「選手の芯の強さ」を表現したという。
2022年北京五輪のスピードスケートで銅メダルを獲得した森重航(オカモトグループ)は、代表選考レースの真っ最中とあって「一日一日を大切にして、再度このウェアを着られるようにしたい。(本番で)金メダルをとる準備は着実にできている」。
パラアルペンスキーの鈴木猛史(KYB)は14年ソチ大会で金メダルに輝いて以降、メダルから遠ざかっていることを踏まえ「このかっこいいウェアを着て、次こそは表彰台にあがりたい」と語った。
北京パラリンピックに続き2大会連続出場が内定しているノルディックスキーの森宏明(朝日新聞社)は、ウェアのポケットが多い点に着目した。「雪上のマラソン」と呼ばれるほど持久力が要求される競技のため、レース会場にはすぐに栄養補給ができるように補食を持参するのがルーティン。「一口ようかんが好き。バッグが必要ないぐらいポケットがあって助かります」。調整は順調だといい、「自分がどこまでいけるのか楽しみ」。
全競技を通じて今回、五輪切符の日本勢第1号となった女子アイスホッケー「スマイルジャパン」の細山田茜(道路建設ペリグリン)は「屋内用は軽くて着心地がいい。選手村ではこれを着て楽しく過ごして、リラックスして試合に臨みたい」。
チームメートの浮田留衣(ダイシン)は「袖を通してテンションが上がった。目標のメダル獲得に向けて、全てを出し切って戦いたい」。