◇国内男子◇フォーティネット プレーヤーズカップ 事前(29日)◇成田ヒルズCC(千葉)◇7137yd(パー71)秋を…
◇国内男子◇フォーティネット プレーヤーズカップ 事前(29日)◇成田ヒルズCC(千葉)◇7137yd(パー71)
秋を通り越したような冷たい風が吹きつける一日だった。石川遼は襟足がだいぶスッキリした首元をさすりながら、「ちょっと寒いですね」と笑った。「(髪を切ったのは)ちょっと、時間があったので。もしかしたら毎日美容院に行って、日に日に短くなって“これ”の可能性も否定はしないですけど…」と冗談めかしたが、もちろん前週はほとんど直近の「日本オープン」の戦いを振り返りながら練習に落とし込んでいく作業に明け暮れた。
優勝者に翌年「マスターズ」の出場権が付与されるようになったタイミングで、プレーオフまであと1打の単独3位フィニッシュだったナショナルオープン。1打届かなかった悔しさは確かにあるものの、それ以上のモヤモヤがある。「目指すプレーというか、『出来過ぎ』とか『100点満点』ということではなかったので。勝てた、勝てなかったという悔しい(思い)よりは、自己評価の部分でもっといいものを出したかった」と不満が口をつく。
3日目を終えて通算8アンダーで後続に4打差をつけていた清水大成が崩れたことで、一気に混戦となった優勝争いに飛び込んだ形。「結果、3(アンダー)が優勝になったから、2(アンダー)で1打差でしたけど…」と会心のプレーでチャンスを引き寄せたものではなかったことを強調する。
3日目に2サム同組だったアダム・スコット(オーストラリア)のショット力も、自らのレベルアップにひたむきになる理由のひとつだ。「自分より飛んで曲がらないっていうものを、一日中みせつけられた。通常運転のレベルの高さを、ティショットですごく感じた。自分の中では良くなってきているなと思っていた中でも、(相手が)すごいなと。まだまだうまくなりたいなと思いましたね」。3日目のスコアは1ストロークしか違わなくても、その差を痛感した18ホールだった。
昨年に大会最多4勝目を挙げた「三井住友VISA太平洋マスターズ」、松山英樹ら米ツアー勢の参戦も見込まれる「ダンロップフェニックス」、所属先の「カシオワールドオープン」…。何より、その先には来季PGAツアーおよび下部コーンフェリーツアーの出場権をかけた予選会(Qスクール)も控える。「大きい試合もずっと続くし、コースコンディションも難しくなったり、フィールドがより厚くなる試合も来る。ここから、もうひと頑張りしたい」と力を込めた。(千葉県栄町/亀山泰宏)