佐賀県唐津市浜玉町にある児童自立支援施設の県立虹の松原学園でこのほど、学園の子どもたちと地元の砂子地区の住民との合同ス…

 佐賀県唐津市浜玉町にある児童自立支援施設の県立虹の松原学園でこのほど、学園の子どもたちと地元の砂子地区の住民との合同スポーツ交流会が開かれた。形は変えたが今回で64回目となる行事で、150人以上が参加し、一緒に競技を楽しんだ。

 子どもたちと住民が5日、初めてプレーしたのはフィンランド発祥の「モルック」。1~12の数字が記された木製のピンが地面に並び、そこに棒を投げて倒し、得られたポイントで競う。

 笑顔で競技を楽しむ人たち。その輪の中に、学園で暮らす小中学生の姿。「うまい!」「惜しい」といった声が飛び交った。

 児童自立支援施設は、非行や家庭環境などの問題を抱える子どもたちの生活の立て直しや自立を支援する児童福祉施設。

 学園によると、合同スポーツ交流会は、もともとは運動会として1957年に始まった。地元の住民とともに開く運動会は全国的にも珍しい取り組みだったという。子どもの減少や住民の高齢化などで多くの種目がある運動会は難しくなり、2年前から一つの競技を楽しむ交流会となった。

 子どもたちは職員とともに準備や片付けにも取り組んだ。藤原公・学園長は「誰かの役に立っているという実感を持てる経験が大事」と話した。(岡田将平)