桑田2軍監督は選手の目線にあわせた指導法で知られた(C)産経新聞社 レギュラーシーズン3位に終わった巨人に激震が走った。…

桑田2軍監督は選手の目線にあわせた指導法で知られた(C)産経新聞社

 レギュラーシーズン3位に終わった巨人に激震が走った。巨人は10月28日、桑田真澄2軍監督、加藤健2軍バッテリーコーチの退団を発表した。

 桑田2軍監督は27日まで「みやざきフェニックス・リーグ」で指揮を執っており、まさに電撃退団となった。

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 2軍監督2年目となった今季はイースタン・リーグで優勝。ただ1軍は大型補強を果たしながら、投手陣が伸び悩んだ。先発陣では山崎伊織が唯一、3年連続の2桁勝利となる11勝をマークしたが、開幕投手を務めた戸郷翔征も低迷、ファーム落ちを繰り返しながら8勝9敗と負け越し。飛躍が期待されたプロ4年目の赤星優志も6勝9敗、同じくプロ6年目の左腕、井上温大も4勝8敗と苦しんだ。今回の退団の背景には1軍がV逸した要因に若手投手陣が伸び悩んでいることで、責任を取った側面もあるようだ。   

 一方、今回退団が明らかになった桑田2軍監督はかつてチーム構想として「投手王国を作るための3年計画」を語ったことがあった。

 昨年12月1日に放送された「サンデーモーニング」(TBS系列)にゲスト出演した際に巨人の投手陣についてコメントしている。

 1軍投手チーフコーチを務めていた2022年から投手強化のための「3年計画」を立てたとして、対象は7人の投手だったとした。

 内訳は戸郷、大勢、井上、赤星、山崎、堀田賢慎、横川凱の7名だったとした上で、番組の中では2024年秋に行われた「プレミア12」に戸郷、大勢、井上の3人がチームから選出されたことで「そのうちの3人が3年計画の3年目で侍ジャパンのユニホームを着て投げてくれたのは、個人的にうれしかったです」と成長を認めるシーンもあった。

 実際に名前を挙げた中では2025シーズンで3季連続となる2桁勝利をマークした山崎も桑田2軍監督が目をかけてきた投手の1人だ。

 2020年2位入団、トミー・ジョン手術を経て、長いリハビリの時間もありながら、山崎の素質をいち早く見抜き、粘り強く育成したことで独り立ちを果たしたことは知られている。

 7人以外にも左腕の又木鉄平、23年ドラ1入団、西舘勇陽の潜在能力も高く評価していた桑田氏。

 選手の目線にあわせた指導法で知られ、2021年に1軍投手チーフコーチ補佐として入閣、その後1軍投手チーフコーチ、2軍監督と役割は変わりながらも、巨人在籍5年で多くの投手の背中を押してきた。

 今季のセ・リーグではリーグトップのチーム防御率2.21と圧巻の投手王国を築いた阪神が独走。V奪回のためには巨人も生え抜き投手育成が欠かせないピースとなる。   

 果たしてチームが目指す「投手王国」への道のりは今後どのように進んでいくのか。オフの補強含め、引き続き注目を集めていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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