(27日、第78回秋季東海地区高校野球大会決勝 中京大中京8―7三重) 1年生の逆転サヨナラ適時打がチームを6年ぶりの…
(27日、第78回秋季東海地区高校野球大会決勝 中京大中京8―7三重)
1年生の逆転サヨナラ適時打がチームを6年ぶりの神宮大会へ導いた。十回裏2死一、二塁、打席に立ったのは中京大中京の半田直暉選手(1年)。「自分はできる」と言い聞かせて高めの初球を振り抜いた。
「抜けてくれ――」。願いを乗せた打球は右翼手の頭を越えた。一塁走者が逆転のホームを踏むと、ベンチから飛び出してきた仲間に囲まれた。
試合は終盤に厳しい展開が待っていた。3点リードの九回表にエースが打ち込まれ同点とされると、タイブレークの延長十回表に2失点。裏の攻撃では三盗に失敗して1死一塁と、2点を追いかけ、さらに逆転するには厳しい場面となった。
ところが、流れは再び中京大中京に傾き、2四死球で1死満塁。犠飛で1点を返した後にドラマが待っていた。
打席で胸にあったのは2年生の先輩らへの思いだ。「先輩たちの人生がかかったチャンスで恩返しができた」と胸をなで下ろした。来月の神宮大会へ向けて「粘って後ろにつなぐ野球をもっと徹底していきたい」と話した。(鎌形祐花)